日本人の新型コロナ死者が少ない理由は、世界一厳格な自己ロックダウン
なぜ日本の新型コロナ感染者や死者は海外に比べ少ないのか？
科学的にいくら解明してみても、政府の感染症対策を検証してみても
無駄でしょう。
感染症対策に至っては、
初動の致命的な遅れ、水際対策は形だけ、アベノマスク、思いつきの休校、
支援なき責任転嫁の緊急事態宣言で分かる通り、何もしていません。
BCGや自衛隊病院や影の努力も無視はできませんが、
理由は他にあります。
日本は新型コロナ前から消費増税などにより、自粛状態なのです。
そして、日本独自の相互監視社会、孤立・極度の心配性からくる
世界一厳格な自己ロックダウン中なのです。
新型コロナ前からの自粛状態
人との接触を8割減らす？
日本はロックダウンなどしなくとも既に人との接触は極限に減っています。
街に出ている人も、買い物に出ている人も多いし、
海外の人は不思議に思うでしょうが、
人と話したり、スキンシップの数が極限に少ないのです。
お店も個人商店などを別にすれば、
話すといっても仕事面での短い時間です。
そして子供を含め、知らない人と話したり、
交流を持つことは非常にまれです。
なので、関わるのは友達や家族関係なので、
不特定多数がの新型コロナをうつし合うほど交流がないのです。
今年12月から海外から押し寄せた観光客の日本以外の国籍の人とも
語学ができないのもありますが、話すことはあまりないし、
日本人が海外に出て、日本以外の国籍の人と話し込むことも
数としては多いとは思えません。
日本に住んでいる日本以外の国籍の人とも交流はないし、
話すとしても職場限定の場合が多いのではないでしょうか？
数字上では同じです。
家から一歩も出ない人や、
店の人以外に誰とも話さず1日が過ぎる人も多いのではないでしょうか？
通勤電車の密集率も気になるところですが、
そもそもあまり人々が笑ったり、大声を出したりして
しゃべっていないので、たまにそんな人がいると白い目で見られます。
みんなスマホに夢中で異様に静かなので、密集はすれど、
飛沫が飛びにくいのではないでしょうか？
しかも、マスクをしていないと犯罪者のような目線を浴びるので、
マスク着用率も高く、広範囲に拡散しにくいのではないでしょうか？
そして、コロナ自粛以前から超ストレス社会なので、
ストレスに強いというわけではないですが、慣れているのです。
よく国の衰退は、夜の街の衰退から始まるといいますが、
飲み会などは極端に減り、千鳥足の酔っぱらいを見ることも、
酔って騒ぐ輩を見ることもあまりなくなりました。
会社には長期休暇がとれるほどの有給もないので、
長期旅行にもいけないし、
経済的にも海外旅行に頻繁に行っている人も減りました。
これは、海外におけるロックダウンとあまり変わりがありません。
相互監視社会
日本以外では、法律や権限を強化して、
何とか人の行動や言論などを統制、GPS,監視カメラ導入、
暴動やデモの阻止などをしようと各政府は躍起になっていますが、
日本では必要ありません。
なぜなら、某国にも引けをとらな相互監視システムが日本には
日常的に存在するからです。
日本で生きるということは、常に人にみはられているようなものです。
服装・どにいて、誰と会い、何をして、どんな事を言ったかは、
現実の生活・ネット空間を通して
日本人同士で監視され、
噂で情報伝達が行われ、総意にそぐわなければ、
正義の名のもとに、通報・吊し上げ、袋叩きにあいます。
庭の木が伸びてはみ出しているから切っていいかと？と
何度も家に来たり、
自治会の勧誘・ゴミ出しの争い。
家では特に外でも音をたてたりするだけで、危険人物扱いです。
袋叩きに合わないようにみんなビクビクしています。
日本は巨大な村なのです。
極度の怖がり
コロナ騒動では極度の怖がりは、感染拡大を抑止します。
政府が警戒レベルを引き上げなくとも、
自らで警戒レベルはどんどん上げてゆき、
更に他人への強要も、相互監視社会システムで火を吹きます。
マスコミは、ネガティブニュースと不安を煽ることにやっきになり、
ポジティブなニュースは流しません。
そのためポジティブ意見や、前例のない意見は不謹慎と断罪されます。
分断孤立した社会では、誰にも頼れないので、全ては自己責任にされ、
自分を守るには自己防衛しかありません。
国民は政府を信頼していないし、政府も国民を信頼していません。
労働者は会社を信頼していないし、会社は労働者を信頼していません。
自己責任と自己防衛だけが残され、助け合うことができません。
一体なぜ？
国民は選挙に行かないので、
政治家を政治家を選んでいる気がしない。
政治家は選ばれている気もしないし、何か起こらない限り、
国民は政治に、自分に関心を持たないし、要求もないので、
文句をかわすことだけに神経をとがらす。
国民は政治に無関心で、
政治家は国民に無関心。
会社も労働者もお金がいちばん大事なものになってしまうと、
会社は倒産しないでほしいが、守る対象ではない。
労働者は会社に無関心で
会社は労働者に無関心。
足りないのはディベートと主体性なのだけれど、
「空気を読む」「総意」「世論」の方が力を持つ。
会社や学校の改善点についての意見を、労働者や生徒に聞くこともある。
だが会社も学校も意見は求めていない。
無賃残業についておかしいとは言わず、
タイムカードがとりにくいなどの、どうでもいいことを言うように
暗黙の了解がある。
これを無視して意見すると、目をつけられるか、
嫌がらせに合うか、退職、退学を迫られる。
改善もなければ、理解が深まることもなく、協力もできず、諦める。
そこには改善するための批判がない。
同じ日本人でも考え方もバックグラウンドも立場が違うのに、
違うと言わない。本当はこうしたいとも言わない。
言えば済む話をしないで、関係のない人間に愚痴り、
間接的に伝わり、余計ややこしくなる。
批判し、議論して、中をとることをしないで、
後で打開策なき文句を言う。
どうやら何もしないことが総意であり、
前例のないことは、リスクでしか無い。
リスクを犯した人間は、自己責任のもと制裁を受ける。
支配する側と支配される側の分断。
その結果、「改善」も「行動」も「改革」もない。
何も変えようとはしないので、
何かに変えられる時をじっと何もしないで待つ。
これが、世界一厳格な自己ロックダウンです。
今後、新型コロナの死者よりも
経済的死者が多くなるのことがとても心配です。
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