目に見える道から離れ
山を登れば
体を引き裂く鋭利な枝や
鋭い牙や爪を持つ住人と
死を分かち合う。
ヤブに潜む
奈落への道も
あるかもしれない。
登っていると
道は行き止まり
帰りの道すらも
見失う。
周りを見ても
仲間や
同じ道に迷う人すらもいない。
絶対的孤独と
絶対的な不安の中で
たどり着ける確信のもと
歩を進めるしかない。
孤独と不安の中で
徐々に状況に
適応してゆく。
少なくとも
周りのせいでもなければ、
道連れに会うこともなき
自らの道は
頂上へと
命ある限り
続いてゆく。
自らだけが歩いてきた道は、
信念を形作る。
この記事へのコメントはありません。