プノンペン・イオンモールなどに見る日本惨敗

Disastrous defeat in Japan seen at Phnom Penh Aeon Mall
カンボジア

今日は、プノンペンの日本大使館周辺のイオンモールや
日本人や日本企業が集まるエリアへの
市場調査とチャイナマネーと
カンボジアのマーケットから見る今のプノンペンの現実。
こには、

日本企業のシェムリアップでみてきたものと同じ惨敗理由がある。

Disastrous defeat in Japan seen at Phnom Penh Aeon Mall
Disastrous defeat in Japan seen at Phnom Penh Aeon Mall

王宮付近は道がとても綺麗だ。
多分‎海外駐在員などビジネスマン向けの通りなのだろう。
ここだけできたてのような綺麗さで、

あまり人の気配はなく、ビルの間に食堂がちらほらあり、
だだっ広い。
カフェなどもちらほらあるが、
カンボジアの食べ物を食べたいので、めぼしい食堂を探す。
結局ピンとくるところもないので、
麺屋さんに入る。
味はまー普通で特段感想はない。

王宮付近の広大でたいそう立派な公園にも人はいない。
オンモール近くの道に入ると
もっと日本人の駐在員などがいるかと思いきや、
1人も日本人を見ない。
更に歩いていくと、イオンモールまでの道のりに、
本風のレストランが乱立しているが、

どう考えても日本人ではつけないようなSAKURAなどの店名ばかりで、
多分すべて中国人がやっているのだろうと思う。
を歩いていても、人の気配はまばらで、
明らかに活気がない。
旅行客はもちろん皆無で、
歩いているのは、建設中の建物の作業員ぐらいで、
一般人は殆ど見ない。
道もゴミなどが結構落ちていて、治安もあまり良くなさそうだ。
想像はしていたが、想像以上の閑散ぶり。
なく広大な敷地に立つ

ガイアの夜明けでみた活気あふれるイオンモールが見えてきた。
車は結構停まっている。

Disastrous defeat in Japan seen at Phnom Penh Aeon Mall

到着したのは平日の12時頃の真っ昼間。
入り口に人の気配はない。
イオンモールの1階はスーパーで、
流石にここには日本人がいるのかなーと思っていたが、
見たのは1人だけ。
か違うラインナップがあるかと思いきや、
EUなどからはいってくるお菓子などは、
他のモールやスーパーなどで売っているものと変わらない。
(カンボジアの菓子はむしろ少ない。)
一違うものは日本の菓子やシャンプーなどが多い点だ。
しかしお菓子は2ドルくらいで、イタリアのたっぷりと200g以上入って、
添加物も0のバターを使った旨いクッキーなどが、
EUの関税が免除されているため買える。
たや日本の菓子は、内容量が恐ろしく少なく、添加物満載で、
バターの代わりに油脂やらマーガリン・ショートニングなどでできているのにヤミに高いのだ。
ャンプーなども同様で、海外と比較した場合に、
量・質・価格・デザイン全てにおいて勝てるものはない。
らは日本にいるときも、
海外産の添加物が入っていない菓子しか殆ど食べないし、
硫酸系シャンプーは頭皮にかゆみが出るので、
わざわざ海外から輸入しているぐらいだ。
本人が懐かしさを求めて買うことはあっても、
日本人以外が他のカンボジアのスーパーやモールで、
日本製を買っているのは見たことがない。
単純に魅力がないのだ。
外産の商品ラインナップも同じで、日本人のお客さんもいなくて、
ラインアップが違うものといえば魅力のない日本製なのだから、
こんな遠くまで、誰が何を買いに来るのか本当に謎だ。
お土産になるようなものすら無い。
品フロアーでさえも、
欧米人が2、3人、カンボジア人が10人前後、
中国人も10人前後しか見当たらないぐらい人がいない。
んなものは序の口で、イオンモールは既に廃墟のように人がいない。

Disastrous defeat in Japan seen at Phnom Penh Aeon Mall

フロアに人がいないのだから、
店で買い物している人ももちろん見ない。
員はみんな暇そうにスマホを見ている。
日本のアパレルのテナントはアシックスとオンディーズのみで、
他はすべて外資だが、人がいない。
日の真昼間にこの惨状なのも当然で、カンボジア人を完全に無視した、
誰が買うのか、どこに着ていくのかわからないハイブランドが並んでいる。
例えここに日本人がいてもこんな服を着ていたら悪目立ちするので、
買うわけがない。
一少~しだけ(10人程)お客さんがいたテナントは、
ダイソーだ。中国がダイソーにインスパイアされて作った
メイソーのほうがまだお客さんはいる。
ジマ電気のテナントが途中あったが、
これも服と同じでラインナップが摩訶不思議。
がこんなに高い電化製品を買いに来るのだ?
中国人向けなら、既に中国人が売っているし、日本人はいないし、
わざわざ日本製を買う必要もない。
お客さんは0だった。

Disastrous defeat in Japan seen at Phnom Penh Aeon Mall

レストラン街のお客さんも昼なのに0だ。
日本の生き残りテナントはリンガーハットだけで、お客さんは0だった。
あとは、多分中国人が出した日本レストランがあったが、
そちらもお客さん0だ。
ご覧の通り、ここで飯を食べようという気にならない。
他にお客さんがいたのは、
ゲームセンターにカンボジア人が2人だけだ。
想していたがそれ以上の大惨事だ。
悲しみよりも怒りに近い感情がこみ上げてきた。
機質な日本風のやたら小綺麗な建物。
カンボジア人の店もなければ、カンボジアの食堂などもなく、
値段設定もカンボジア人を無視し、どこにもカンボジアらしさはなく、
観光客もそんなところには来ないだろうし、
来てもおすすめはしない。
いているカンボジア人も自分たちが無視されているのが
わかるだろうし、そんな店を誰にも薦めないだろう。
完全にカンボジアを無視している無礼さしか感じなかった。
れはもちろん全てではないが、
海外で見る日本人がやっている多くの店に共通して感じるところだ。
これでイオンモール2号店がなぜできたのだろうか?

Disastrous defeat in Japan seen at Phnom Penh Aeon Mall

人気のない家具街を素通りして、
日本大使館あたりで、日本人がやっている店を探す。
インドネシアや他の大使館は、その国らしい建築スタイルや、
花々などが植えてあったりするが、
日本大使館には、日本らしさもなく、
無機質で安く作った感じしかしないのが残念だ。
使館沿いで日本人がやっている感じの店もないので、
日本人が出店しているエリアへ足を伸ばす前に、カフェで一休み。
来たのは中国資本のアマゾンカフェだ。
このアマゾンカフェは、
プノンペンには無数にあり、シェムリでも結構見る。

Disastrous defeat in Japan seen at Phnom Penh Aeon Mall

アマゾンカフェは、カンボジアでよくある同じ感じのカフェで、
広々していて、清潔で値段も見やすい。
店員さんもきれいな英語で、爽やか。
こには嘘みたいに高給取りらしいビジネスマンでほぼ満員だ。
近くにカフェなどがあるエリアがあるのだから、
イオンまでは行かないのも当然。
らは、珈琲(2ドル)と謎の黄色いクレープみたいなのを頼むが、
よく見たらドリアンで、あまりおすすめできない味だ。
代わりにワッフルを食べたが柔らかいパンケーキのようで、普通に旨い。
珈琲はまーまー。
店内は緑があって中庭があり、
エアコンも効いていてゆっくり出来るところだ。

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後ろではお坊さんとビジネスマンが商談していたりと、
みんなそれぞれゆっくり時間を楽しんでいるようだ。
隣にはまた日本風のレストランがあったが、お客さんはいなかった。

Disastrous defeat in Japan seen at Phnom Penh Aeon Mall
Disastrous defeat in Japan seen at Phnom Penh Aeon Mall
Disastrous defeat in Japan seen at Phnom Penh Aeon Mall

日本人が多く出店していたであろうエリアで、稼働しているのは、
つけ麺とひもの屋ぐらいで、
後は潰れたか稼働している様子がない。
交通量はそれなりにあるが、
歩いている人や、食べている人はまばらで、
日本風の店だけが、謎の異様さがあって浮いている。
ノンペンやシェムリアップで見た日本が出している店ではどこも
食べ物屋かNPOかNGOがやっていそうなお土産屋で、
まともにお客さんが入っているのを25日間で見たことがない。
本製がカンボジアで見られるのは、バイクや車関係のみで、
他はすべて日本製以外の印象。
まさに惨敗の様子。
日本に限らず、中国資本以外はほぼ全滅の様子だが。

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途中永遠と続く、中国人がやっている建材屋街の途中に
カンボジアの寺院があったが、

プノンペン以外ではきれいな寺院が薄汚れている。

ロシアンマーケットまでも永遠と中国人の店が続いた。

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ロシアンマーケットは少しだけ他とラインナップが違う。
骨董品のレプリカや銀細工があるのだ。

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ここには少し欧米人観光客もいて、多少人通りがあるが、
結局買いたいようなものはなかった。
ノンペンのマーケットはほぼ全ていったが、
観光客向けではここが一番ラインナップが変わっているので、
あまりにも行くところがなければ、ロシアンマーケットが良い。

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永遠と同じ建材屋や店舗向けの店が並んでいる。
殆どすべて中国人に見えた。

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建設中の超高層ビルももちろん中国人の投資向けのビルなのだろう。
ここにビラはほしくない。

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なんとも言えない黄金のビルにため息が出る。
本当に中国一色で、ここがカンボジアとは思えない。
中国以外の資本が入るのは無理な気がする。
後プノンペンが色々な国からの観光客や資本で
多様性が生まれていくような見通しは感じられない。
ここはカンボジアで、カンボジアらしさがなければ、
魅力は感じられないからだ。

Disastrous defeat in Japan seen at Phnom Penh Aeon Mall
Disastrous defeat in Japan seen at Phnom Penh Aeon Mall

シェムリアップでは多く見られた
カンボジア人の屋台は、
プノンペンではセントラルマーケット内や
その周辺とオルセーマーケット周辺でしか見ない。
見るのは移動中の屋台で、大通りの交通量の中大変そうだ。
顔も疲れている。

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オルセーマーケット裏まで来ると、
多少カンボジア人の生活空間を垣間見られる。

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結局また、オルセーマーケットまで戻ってきたので、
中に入ってみることにする。

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オルセーマーケットは地元の人でごったがえしている。
服屋のフロアーでは、地元の女性が、バーゲンセールさながらの熱気で、
楽しそうに服を見て買っていた。

のフロアーは、お土産屋に置いてあるものの仕入れの場所のようで、
まとめて卸売をしていて、

もちろん他のマーケットよりも安く、
値段も書いてあったりする。
1個からも買えるので、掘り出し物があるかもしれない。
とにかく活気がある。

Disastrous defeat in Japan seen at Phnom Penh Aeon Mall

1階は食料品や雑貨、電化製品など幅広く売っていて、
何でも手に入るし、他よりも安い。

Disastrous defeat in Japan seen at Phnom Penh Aeon Mall

オルセーマーケットは観光客は皆無で、地元の人々の生活の場で、
アジア感が満載だ。

外には屋台もあり、ぐるーっと食堂が並んでいる。
一番オススメで熱気があって面白いマーケットだ。

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カフェは、何の変哲もないいつもの感じ。

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綺麗でゆっくり出来るけれど、面白みはない。
値段も味もだいたい同じ。

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夜はめぼしいところが無いので、
近くの中華系のお店へ。

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チャーハンと麺は普通だが、
揚げニラ餃子は美味しかった。
既にプノンペンは飽きてきたので、

あさってには、予定を早めてシェムリアップに帰ることにした。

暇人

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暇人です。 私のモットーは、心に{ヒマ}を持つことです。 心に暇がないと、色々見たり、考えたりするときに 行き詰まります。 今は寸暇を惜しまず考えて、行動し...

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