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- ムーミン谷の仲間たちと「和」と「空気を読む」の違い
海外の童話を読むのがとても楽しくおすすめです。
ムーミンには共通して、素晴らしい自然
個性あるキャラクターにあふれています。
キャラクターたちは、笑い、楽しみ、悲しみ、怒り、
他を思いやり、尊重し、攻撃したりもします。
そして、みな自分の考えや時間を持っていて、
展開が読めないのもとてもおもしろいんです。
仲間を思いやり、大事にし、力を合わせて悪いやつを倒していく、、
予定調和ではない面白さです。
キリンジのdriftersの歌詞にある、
「みんな愛の歌に背つかれて、
与えるより多く奪ってしまうのだ」
ってことがない爽快さです。
その根底には、
一人の時間を大切にし、
自分の頭で考えて、自分で行動をすることがあるのだと思います。
それは、日本で言う「和」の精神です。
私の思う「和」は、
「それぞれが違う人で、
それぞれが違う考え方をし、
違う考え方の人間を尊重し、
一緒にいるということだと思います。」
それに必要なのは、自分の頭で考え、行動し、
自分の考えを伝え、他人の考えを聴くことだと
思います。
違う人間だから、あきらめ、口をつぐむのではなくて、
話し合いや喧嘩をとおして、
中をとっていくことだと思います。
そこに自分の考えがないと、
ただ、人に気を使い、違う人間と区別し、
「空気を読む」という思考停止状態になってしまうと思います。
「和」と「空気を読む」は真逆の状態だと思います。
「インドではこんなことわざがあります。
「お前は人に迷惑かけて生きているのだから、
人のことも許してあげなさい」
残念ながら日本のでは、人に迷惑ないように生きなさいと言われます。
ムーミンの中にある言葉は、
夢の世界の子供向けの小綺麗な言葉ではなくて、
時には汚い言葉遣いも含まれる、
「現実の言葉」「自分の言葉」で描かれていると思います。
だから、すっと心に入ってきて、少しホッとします。
街で変なやつを見たときの、あ~ちゃんとこんな人もいるんだという
安心感と似ているんです。
それと、ムーミントロールのトーベ・ヤンソンや
モモのミヒャエル・エンデさんは、
たぶん物語を書くことを初めに考えたわけではなくて、
自分の体験や経験の中で自らが感じたことを
伝えるために
わかりやすく「物語」に書いたのではないかと
思います。
結果のために過程があるのではなく、
積み重ねた無数の過程の先に
結果が生まれるのではないでしょうか。
暇人です。 私のモットーは、心に{ヒマ}を持つことです。 心に暇がないと、色々見たり、考えたりするときに 行き詰まります。 今は寸暇を惜しまず考えて、行動し...
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