バリ島の地元セレモニーに呼んでもらうために必要なこと後編 2020.11.20 インドネシアとバリ島 RSS 前編はこちら 猿たちの暴食の楽園を後にすると、美しい住宅街へと出る。蓮が咲き乱れ、空は晴れ渡り、バリ建築が自然と調和している。 すると1台のバイクにバリ正装をした人が乗っているのが目に入った。幸いにも我らには予定はない。何となしに正装をした人々がバイクで向かう方向へとムラリー(散歩) 郊外に出ると昔のウブドの生活と、美しい静寂がある。昔はなかったスパやヨガや、リゾートホテルなどはできているものの、バリ島がそうさせるのか、けばけばしい建物はなく、不思議と場所と調和している。見覚えのある場所。バロンが鎮座する大きな樹のところで、写真を撮っていると、車の中から声をかけられ、今そこでセレモニーがやっているから、行ったらいいと薦められた。「言っていいの?」「もちろん」おそるおそる小瑠璃とともに、言われた方向へと向かうと、正装している人々を見つけた。道の途中には、サラスヴァティー(弁財天)さんがいて、行っておいでと肩を押してくれる。今日我らは、モンキーフォレストの寺院に入るために、正装している。セレモニーの時は、白か黄色のサルーン(サロン)や上着が必要なのである。それに加えて、男は鉢巻と2重にサルーンが必要だ。 サルーンの巻き方とTPOについてはこちら 途中華やかなサルーンに身を包む女性たちと挨拶をしながら、入り口方に行ってみる。晴れ渡る空の下、階段やガネーシャにマリーゴールドが華やかに色をそえている。はてさて、何と言って参加すればいいのかわからないので、とりあえず美しい階段を登り、美しい中庭を通ると、みんな華やかに正装している美しすぎる光景が、目に飛び込んでくる。左手にはガムラン。一人の男性が声をかけてくれて、本当に違和感もなしに、さあこちらにと招き入れてくれて、中央の席に座らせてくれた。突然やってきた謎の外国人を見るような目は皆無で、みんなそれぞれ話したり、スマートフォンをいじったりして過ごしている。前にインドネシア人しかいない夜通しの村祭りや、ワールドカイトフェスティバルに連れてってもらい、ジャンベを叩きまくっていたときも、好奇な目を向けられることもなく、みんな笑顔で話してくれるし、カメラを向けると、満面の笑みを老若男女返してくれるのが、バリ島のとびっきり素晴らしいところなのだ。今回も、それは何も変わらず、みんな笑顔で挨拶を返してくれるし、なんでサルーン着てるの?などと聞く人もいない。インドネシア人の懐の深さと人の良さには本当に敬服するし、なぜにこんな人間になれるのかを知りたいと思う。 するとさっきの男性が当たり前のように、豪華なバリ料理のお弁当を当然のようにくれる。それはどれもこれもとても美味しくて、ワルンで食べる美味しさとは一味違う。エナスカリ!めっちゃうまいというと、ちょっと疑わしそうに本当に?みたいな顔をして笑顔を返してくれる。あと15分程したら、DANCEが始まるよと教えてくれたので、うまい弁当を食べながら、バリ人の作り出す美しい空間や綺羅びやかな衣装、美しい庭を見ながら待っていると、前触れもなく、美しいガムランの音が響き渡る。 昨日のバリスとは段違いに美しい。指先からつま先まで。 穏やかで、厳かで、あまりに美しすぎて、何度も涙腺がゆるみそうになった。こんな時間は久しぶりだ。人が人と調和し、信仰と調和し、寛容さと明るさが確かにここにはある。前にインドネシアの人に聞いたことがる。「なんでインドネシアの人はいつも笑顔なの?」とその人はこう言った、「1番に信仰があって、信仰を大切にしているから、2番目3番目が大変でも笑える」のだと。DANCEが終わると、年配の表情の良い年配の方が話しかけてきて、次回教えてもらった村にも行ってみたいものだ。みんなに挨拶をして、セレモニーを後にする。入り口付近のところで、今日の素晴らしいセレモニーを教えてくれた、おっちゃんがいたので、本当に美しく素晴らしい時間を過ごせました。ありがとうと言って、また美しい世界に戻る。 もらったお弁当は2重構造で、下段にも旨いお菓子が満載で、アイスも付いている。ベンチでもらったお菓子を食べながら、ハングドラムを叩くと、美しい時間へと飛んでゆく。セレモニーから出てきた人も笑顔を向けてくれる。横ではサッカーコートで遊ぶ子どもたち。リードのされていない犬。何とシャンティーな世界。贅沢過ぎる一日。 暇人169,331 views 暇人です。 私のモットーは、心に{ヒマ}を持つことです。 心に暇がないと、色々見たり、考えたりするときに 行き詰まります。 今は寸暇を惜しまず考えて、行動し... プロフィール RSS Pin it インドネシアとバリ島, インドネシアとバリ島お役立ち情報, 暇人のバリ島・カンボジア40日の旅, 暇人の書き物 DANCE, howto, ウブド, サルーン, サロン, セレモニー, バリ, バリス, バリ島持ち物, バリ島旨いもの, バリ舞踏, リアル海外, 実際の海外, 新たな扉, 旅のお役立ち情報, 暇人記事, 選び方 コメント: 0 怒りを込めて咲いた、、格言写真 革作家が教える・レザーバックの傷やへこみを直す方法 ピックアップ記事 未分類 。 2019.11.18未分類 旅の準備 旬のミニマムスタイル・グラミチパッカブルTシャツ・サイズ感・... 2021.02.15旅の準備, 暇人のお気に入りのもの, 暇人の書き物 カンボジア タケオゲストハウスはどうなのか?実際に泊まってみて分かった事... 2020.02.23カンボジア, カンボジアお役立ち情報, 小瑠璃の初海外・枠の外日記, 旅のお役立ち情報 関連記事一覧 暇人の書き物 人間を自由にできるのは、、 格言写真 2020.02.06 暇人の日々と思うこと。 新型コロナにはもう免疫力を高めるしかない。 2020.04.20 カンボジア カンボジア移住に成功する人・失敗する人とその条件 2020.05.04 暇人の書き物 法律はビジネスになった、、格言写真 2020.05.02 暇人の書き物 それがあんたのわるいところよ、、格言写真 2020.03.29 キャンプ飯と多国籍料理レシピ クリスマス・ロシアンマカロニレシピ 2019.12.15 キャンプ飯と多国籍料理レシピ カルディーコーヒーでスペシャリティー珈琲を超える方法 2019.11.22 暇人の書き物 毎日新しいことが起こる。格言写真 2019.11.26 コメント ( 0 ) トラックバック ( 0 ) この記事へのコメントはありません。 この記事へのトラックバックはありません。 トラックバック URL
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