カンボジア移住に成功する人・失敗する人とその条件 2020.05.04 カンボジア RSS 今回のカンボジア25日間のシェムリアップとプノンペンの移住下見の旅で実際に見えた、お金のこと・医療・仕事・交通・買い物・衛生・治安日本人コミュニティー・娯楽などの視点から、カンボジア移住のに向いている人と、向いていない人について書いていこうと思います。特に、定年後のロングステイを考えている方にとっては重要ですので、参考になれば幸いです。 実際にかかるお金について 住居にかかるお金 カンボジアに滞在する場合、大きく分けてアパートに滞在するか?ゲストハウスで長期滞在するか?に別れます。 アパートに滞在する場合 カンボジアの家賃相場は、コンドミニアムの場合小型で月300ドル~600ドル大型で月600ドル~2000ドル セキュリティーなしのワンルームのアパートで80ドル~300ドルセキュリテイーありのワンルームで400~600ドル 一軒家月600ドル~2000ドル計算する際は、300ドルかかることを前提に考えたほうが良いです。家具は冷蔵庫・ベット・チェストなどが付いているアパートが殆どで、1ヶ月契約~契約可能で観光ビザでも・ビジネスビザでも借りられ、即日入居可能です。契約書は、英語もあるところもあれば、クメール語だけの物件のところも多いです。その他にゴミ捨てにかかる数ドルの経費が含まれている物件と含まれてない物件があります。それと、エアコンがあるか無いかは、かなり重要です。それと、ホットシャワーがある物件と水シャワーだけしかでない物件があります。ない場合は湯沸かし器を自分で買い、業者の人に依頼して、設置して貰う必要があります。平均気温30度前後のカンボジアでも、朝夕は水シャワーは結構寒いので、ホットは必須だと思います。家賃は300ドル前後+ゴミ捨て代です。初期費用にデポジット(保証金家賃1ヶ月分~がかかります。) 詳しくは、厳選安宿の記事を見てもらえば詳しく書いてあります。画像のグリーンホームゲストハウスは、リビングに屋根付きバルコニー・寝室があり、机・ソファー・ホットシャワー・エアコン付きで、1週間以上滞在すれば1泊12ドルで、毎日ルームサービスもしてくれます。(光熱費はかかりません。)冷蔵庫とシンクとコンロがないので、そこをなんとかすれば、ゲストハウスのほうがいい場合があります。 ゲストハウス(安宿)についてはこちらを 洗濯事情はこちらを ネット環境にかかるお金 物件によっては、Free Wi-Fiの物件もありますが、スピードは期待できないのと、セキュリティーの心配があります。インターネットは、スマートフォンの場合はSIMカードを買う方法とパソコンの場合はルーターとセットでの契約となります。日本の携帯電話の場合SIMロックがかかっている事が多いので、販売しているsimカードが使えないので、SIMFleeの携帯電話は必須です。毎月で5ドル~30ドル前後の通信代がかかる前提で考えます。パソコンで仕事をする場合は、1年で120ドルくらいの通信量がかかる前提で考えます。画像のOPENNET契約の場合。 光熱費にかかるお金 水道代とガス代は安く、電気代は海外からの輸入などで高いです。水道代は月5ドル前後と安く、プロパンガス1本25ドル(1人ぐらしで半年ほど)電気代は、エアコンを使うか使わないかで、大きく違います。エアコンを使わない場合は30ドル~60ドルぐらい。エアコンを1日中つけると、300ドルぐらいいくこともあります。ただ、かなりカンボジアは暑いので、エアコンは快適な生活のために必要で、特に高齢の場合は必須です。 地元市場についてはこちらを 食事にかかるお金 食事は、自炊か?外食か?に別れます。地元のマーケットについては上の記事を見てください。米は1kgあたり、1ドルほど。豚肉1kg・4ドル~卵10個・1ドル前後葉物1kg・1ドル前後水500ml・25セントほど。外国人向けスーパーはもっと高いです。 地元の食堂についてはこちらを 外食の場合、超地元向けの食堂で1ドル~比較的きれいで旨い食堂は2.5ドル前後です。 カフェについてはこちらを コーヒーが1,5ドル~3ドルぐらいで、パンなどが1個1ドル前後なので、3ドルがだいたいかかる値段です。 カンボジアのvisaについてはこちらを VISAにかかるお金 長期滞在のためのVISAには主に2種類あります。働きたい場合はビジネスVISA老後のロングステイで、55歳以上で年金などの収入があり、働かない場合のリタイヤメントVISAです。主にVISA代行会社に頼みます。ビジネスVISAの場合、1年300ドル前後です。ビジネスVISAの場合ワークパーミット(労働許可書)の取得も必須になりましたので、代行の値段40ドルで、合計340ドル前後かかります。リタイヤメントVISAの場合は、1年300ドル前後申請書類の代行が、20ドル合計320ドル前後かかります。 海外旅行保険についてはこちらを 医療費と保険 外国人向けの病院はとても高額です。健康保険でなれている私達日本人では、信じられないくらいです。(カンボジアで、盲腸の手術はおよそ80万円前後くらいかかるそうです。)医療機関が進歩したとはいえ、大きな病気やその国では、対応できないくらいの手術などは、タイバンコクやシンガポールへと搬送になる場合があります。その搬送費ももちろん高額です。300万~400万円程かかるので、現地の保険か海外旅行保険などに入っておく必要があります。日本の海外旅行保険に入る場合、年間20万前後かかります。 交通にかかるお金 トゥクトゥクの値段についてはこちら カンボジアはまだ、横断歩道や信号があるところもまばらで、基本的に車やバイクの途切れたところで、横断する必要があります。シェムリアップは慣れれば、比較的交通量は少ないですが、プノンペンは飛ばし気味の車バイクがわんさか通りすぎている最中に横断する必要があります。高齢の人には難しく、慣れていないと結構危ない場面もあるので、トゥクトゥクに乗ることになる人が多いと思います。トゥクトゥクの市内の片道は2ドル前後空港まで、4ドル程です。地元価格で食材が買える市場は中心街から遠く、結構交通費がかかります。 ある程度快適な暮らしをするためには? 家賃・光熱費・通信費・食費・保険・VISA代・交通費などなどがかかり、ある程度の生活水準で暮らすためには一月10万円以上が必要になります。 食事は合うか? カンボジアの料理は、そこまでスパイシーではなく、甘めの味付けが多く、油っぽさもなく、比較的日本人に合う味付けで美味しいです。さっぱりめなもは、ピクルスや、米麺のレモングラススープなどもあり、優しい味なので、そこまで馴染みにくいものはないとは思いますが、日本食レストランや調味料は結構高くて、西洋の料理も値段は高め(日本と同じくらいの値段)だけれど、そこまで種類はないので、結構似た味付けのものを食べることになります。 蚊の対策は必須です。 犬と狂犬病と予防接種 蚊の対策と衛生 東南アジア全般には、厄介な伝染病があります。主に蚊による媒介・食物による媒介・犬や猿などによる媒介それぞれの対策については、各記事に書いてあります。各自判断し、予防接種も必要になってきます。 日本人コミュニティーと現地の人と仲良くれるか? 現地で仕事をしている方は比較的現地の人とも日本人とも知り合う機会があるかお思いますが、リタイヤメントや起業する人やのマドワーカの場合は、日本人の仲間を探すのが、中々難しそうです。以前は日本人宿を中心に長期旅行者やオーナーから、情報が手に入りましたが、現在の宿形態と客層は変わり、長期滞在者が減り、日本人同士の情報交換もしづらくなりました。 25日の滞在の間、働いている日本人を見たのは、日本人宿とツアー会社とNPOがやっていそうなお土産屋とコンサルタント1人とイオンモール内だけです。長期旅行者も1人だけでした。コミュニティーらしきものを見たのは、プノンペンでフリーマガジンにのっている日本人会だけです。短期旅行者もそこまで人数はいませんでした。なので、なかなか現地の情報を得たり、仲間を探すには積極的に動く必要があります。だからこそ1番大事なことは、現地のカンボジア人と仲良くなれるかにかかっています。そのためには、英語かクメール語が必要なので、余裕があれば、現地でランゲージスクールに行ったり、積極的にカンボジアの人々に話しかける必要があります。 あまりない娯楽と仕事 以前のようにコピーCDなども売っていません。レンタルショップも劇場もライブなどもあまりありません。(シェムリアップは無い)カンボジアで娯楽といえば、カフェに行ったり、たまに映画館に行ったり、マーケット行ったり、インターネットをするぐらいです。山登りや海に行ったりもなかなかできません。何もないところでは、楽器をやったり、人と永遠と話して過ごします。受動的な娯楽は本当にあまりないので、仕事をするか、カンボジア人の友達を作れれば充実しますが、それがなければ、日本のようにはなかなか行動はできないので、カンボジア人の友達ができるかが1番重要な分かれ目です。仕事については、日本人の観光客も減り、これから更に減るので、日本人向けの仕事を探すことや、日本人向けだけの店を始めるのはおすすめしません。新規参入も、カンボジアは中国人の勢力一色状態で、他の国の外資も壊滅状態なので、その中で成功するのは相当の戦略がいると思います。 カンボジア移住に向いている人 治安も比較的良くなり、カンボジアはVISA要件がゆるく、起業や長期滞在しやすい環境がありますが、賃金の高騰とカンボジアの人を多く雇わなければならないので、それを克服して起業する人。月10万円以上の収入がある人。道路も果敢に横断できる人。衛生面があまり整っていなくとも気にしない人。体が強い人。日本人の文化を求めるのではなく、カンボジアの文化を受け入れる気持ちが強く、カンボジアの人と積極的にコミュニケーションをとれる人がカンボジア移住に向いている人だと思います。 暇人133,124 views 暇人です。 私のモットーは、心に{ヒマ}を持つことです。 心に暇がないと、色々見たり、考えたりするときに 行き詰まります。 今は寸暇を惜しまず考えて、行動し... プロフィール RSS Pin it カンボジア, カンボジアお役立ち情報, 旅のお役立ち情報, 旅の準備, 暇人の書き物 howto, カンボジア, カンボジア移住, シェムリアップ, リアル海外, 向いている人, 実際の海外, 旅のお役立ち情報, 暇人記事, 注意すること, 移住 コメント: 0 次にどんな夢を描けるか、、格言写真 波が去った後にだけ、誰が、、 格言写真 ピックアップ記事 未分類 。 2019.11.18未分類 暇人の日々と思うこと。 ある日来た地獄・バルサンでもさよならしない ツメダニーに効く... 2020.08.26暇人の日々と思うこと。, 暇人の書き物 インドネシアとバリ島 本当に必要な東南アジアに行くときの海外旅行保険の選び方。中期... 2019.11.11インドネシアとバリ島, インドネシアとバリ島お役立ち情報, カンボジア, カンボジアお役立ち情報, 旅のお役立ち情報, 旅の準備, 暇人の書き物 関連記事一覧 暇人の書き物 旅への衝動は、、格言写真 2020.02.23 カンボジア カンボジア厳選ローカルカフェMAP 2020.04.11 暇人の書き物 嘘つきの受ける罰は、、格言写真 2020.03.09 暇人の書き物 人間を自由にできるのは、、 格言写真 2020.02.06 カンボジア ローカルフード!ヌンパン!カンボジア ゲキうま☆ビーフシチュ... 2020.07.24 暇人の日々と思うこと。 新型コロナ対策で露呈した至誠。 先進国台湾と後進国日本 2020.03.12 カンボジア 狂犬病予防のためのカンボジア犬MAPと危険度 2020.04.08 暇人の書き物 旅をしない者は人間の価値を知ることはできない・格言写真 2020.01.03 コメント ( 0 ) トラックバック ( 0 ) この記事へのコメントはありません。 この記事へのトラックバックはありません。 トラックバック URL
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