キャンプ向きの料理ナイフはオピネルよりもニエトだった 2021.11.07 旅の準備 RSS OPINELのナイフは、値段を考えると刃も良いし、見た目も美しくいいナイフだと思います。入門用としてなんとなく使えればいい人には安全装置もついているし、価格もお手頃で、いいと思いますが、料理をある程度ちゃんとしたい人や、ナイフを育てたい人にはちょっと物足りないし、アウトドア用ナイフとしては、改造をしないと濡れるとナイフが出てこない、軽すぎる、刃の形状もあまり調理にはむいていません。(卓上用ナイフとしてはいいです。)そして、刃の強度が足りないんです。木を加工したり、アウトドア全般で使うなら、ヘレナイフとモーラのほうが遥かに優秀です。ナイフは1本で全て賄うよりも、2本で使い分けたほうが衛生面からも安全面からもいいです。今回は、主に調理に使うフォールディングナイフを探しに探しやっと見つけた、スペインのニエト 107NNavaja Linea CampingフォールディングナイフとOPINELナイフを比較し、なぜ二エトのほうが調理やアウトドアに向いているかを書いてゆきます。 ニエト・キャンピングナイフ 全長:198mm刃長:85mmブレード材:AN-58スチール(ステンレス)ハンドル材:オリーブウッドスリップジョイント。安全装置はなし。刃の厚み2mm前後(OPINEL♯7は1.5mm前後)刃物の町スペイン アルバセーテで1900年初頭に父イノセンシオ・ニエト氏が刃物をつくり始めた。その後1957年頃に父子3人で会社設立。その後イノセンシオの子ミゲルニエト氏が子供と共に独立した。スペインで100年以上の歴史があるミゲルニエトナイフ。すべての商品をスペインで製造。製品の信頼性、原産地、素材の品質、デザイン、完璧な仕上げを保証するために、全力を尽くしている。 研ぎ(天然砥石・革砥青棒) 一応最初から刃はついていますが、やはり研がないと全然切れないので、砥石と革砥と青棒で研いでゆきます。ニエトに使われているAN-58スチールは、錆びにくく、やや硬めですが研ぎやすく、切れ味もそこそこ良い、バランスがいい鋼材です。そのため、OPINELよりも研ぐ回数は多くなりますが、ほぼ直線の刃なので、刃先意外はOPINELよりも研ぎやすいです。 OPINEL♯7との比較 グリップと刃ともにニエトのほうが少し長いです。私は普通よりも手が大きいのでニエトのほうが馴染みます。ニエトは安全装置はついていませんが、硬さもあるので、なんの問題もありません。(ビクトリノックスよりは軽い力で引き出せます。)ニエトのグリップは、小指を引っ掛けられるので、安定して持ちやすいです。 刃の側面はOPINELのほうが広く、刃の形状は、OPINELのほうがラウンドしている面積が大きく、特に刃先はかなり違います。 刃の幅は、0.5mm程OPINELが薄いです。OPINELは1.5mm前後ニエトは2mm前後です。野菜を切ったり調理するには、2mm幅が限度だと思います。 実際の刃の幅と形状による違い。 玉ねぎの薄切りは、OPINELのほうが若干ですが、薄く切れます。OPINELのほうが刃が薄いので、野菜を薄く切るには向いています。しかし、刃の形状が違うので、OPINELは引き切りでラウンドするように切るので、最後の刃先がちゃんとまな板についていないと、切りの残しが出ます。全体的な重量の問題もありますが、OPINELは軽く、刃をラウンドさせて引き切りするので、刃が安定せず、刃先がブレるので、指に刃先がかすることが結構あって、怪我をしやすい感じです。(手で持って切ったりするんのに向いている形状です。)慣れるとニエトのほうが、重量も適度にあって、刃も頑丈なので、包丁のように押切もでき、引き切りでも、刃先が真っ直ぐに近いので、切の残しもなく、安定しているので、サクサク心配せずに切れます。 人参は、玉ねぎよりも硬さがあるので、違いがはっきりしてきます。力の入り具合が違います。OPINELはしっかりと研いで、引き切りができればいいですが、やはり力を入れると刃が華奢なのと、軽さで刃が安定しなくなってきます。ニエトは玉ねぎのときとあまり変わりません。 ネギなど滑りやすい野菜は、刃先が真っ直ぐでないと、切残しが目立つので、やはりニエトのほうがノンストレスです。 ナスの皮のように滑りやすいものを切るのにも、ニエトのほうが包丁感覚で安定して切れます。OPINELでももちろん切れますが、少し滑ります。 キャベツを丸ごと切ったり、芯を切り落としたりするときには、OPINELは向きません。刃先がラウンドラウンドしているので入りにくく、力を入れにくいので、怪我をする可能性があります。ニエトは、刃先もぐっと入り、力も入るので、問題ありません。あんまり包丁と変わらない感じで切れますが、流石にかぼちゃは無理です。 OPINELでは肉を切るとき、何度か刃を入れる必要がありますが、ニエトは力が入るので一発で切れます。 まとめ OPINELはナイフです。ラウンドして引いて切る必要があり、手で持って切るのに向いている形状です。フィレナイフのように刀身が長く引き切りできればいいですが、刃先の短いタイプは調理には向いていません。ニエトは刃の形状も包丁に近く、力も入るので、薄切り意外は問題なく調理に使えます。安全装置がなくてもキャベツくらいなら問題ありません。ちょっとロープやパッケージなどを切るときにも、ニエトのほうが断然切りやすいので、おすすめです。OPINELは卓上ナイフとしては気に入っています。バイクを乗っている人はわかると思いますが、原付きと250ccの違いです。原付きは軽すぎてたまに乗るとおもちゃみたいで怖いです。良い道具は、やはりある程度の重さがあるものだと思います。登山ウェアーは例外ですが。 暇人133,068 views 暇人です。 私のモットーは、心に{ヒマ}を持つことです。 心に暇がないと、色々見たり、考えたりするときに 行き詰まります。 今は寸暇を惜しまず考えて、行動し... プロフィール RSS Pin it 旅の準備, 暇人のお気に入りのもの, 暇人の書き物 howto, お気に入りのもの, アウトドア, オピネル, オピネルナイフ, キャンプ, キャンプギア, キャンプ飯, ニエト, ニエトナイフ, フォールディングナイフ, レビュー, 料理, 新たな扉, 旅の準備, 暇人のお気に入りのもの, 暇人記事, 登山, 登山ギア, 選び方 コメント: 0 ザッセンハウスとポーレック。コーヒーミルで迷ったら、ポーレックをすすめる理... 素足で履ける最強スリッポンはノースフェイスベロ二シティニット。サイズ感・歩... ピックアップ記事 未分類 。 2019.11.18未分類 インドネシアとバリ島 東南アジアの予防接種について。カンボジア・バリ中心。 2019.11.16インドネシアとバリ島, インドネシアとバリ島お役立ち情報, カンボジア, カンボジアお役立ち情報, タイお役立ち情報, マレーシアお役立ち情報, 旅のお役立ち情報, 旅の準備, 暇人の書き物 旅の準備 ノースフェイス・テックラウンジパンツ・サイズ感と質感の違いと... 2021.03.06旅の準備, 暇人のお気に入りのもの, 暇人の書き物 関連記事一覧 暇人の書き物 浮浪者も紳士も詩人も夢想家も、、格言写真 2020.04.10 キャンプ飯と多国籍料理レシピ 薬膳ひじきの煮物レシピ 2020.10.09 インドネシアとバリ島 2万ルピアはトゥエンティー? バリ人の値段の言い方とkの読み... 2020.05.31 暇人の書き物 おもしろきこともなき世を、、名言写真 2021.05.06 暇人のお気に入りのもの 湯シャン+つげ櫛+クエン酸+マジックソープで 石鹸シャンプー... 2021.01.29 インドネシアとバリ島お役立ち情報 ノースフェイス・ テックラウンジカーディガン・サイズ感・レビ... 2021.02.11 暇人のお気に入りのもの 中古のダンヒルを買う時の注意点と予算に修理交換代を考えておい... 2020.12.22 暇人の書き物 その状況の向こうにいる人間の姿が、、名言写真 2020.06.02 コメント ( 0 ) トラックバック ( 0 ) この記事へのコメントはありません。 この記事へのトラックバックはありません。 トラックバック URL
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