遺跡よりも高くて、何もない。ぼったくりのトンレサップ湖 2020.01.16 カンボジア RSS 人生初のぼったくりにあう。 10年以上旅をしてきて、初めてのぼったくりに会いました。トンレサップ商法です。カンボジアには前も来ていて、アンコールワット、ベンメリア、バンテアイ・スレイ、バイヨン寺院・プノン・プノン・クロムなどなどにすべて現地手配のバイクタクシーとトゥクトゥクで行き、他の東南アジア・タイ・ラオス・インドネシア・ベトナムなどでもマーケットで高くふっかけられたり、タクシーのメーターが高速などということはありましたが、こんなに綺麗にぼったくられたのは初めてです。前は宿で生の情報がゲットできて、嗅覚も鍛えられていたので、ぼったくりを回避できていました。久しぶりの旅で浮かれていた3日目にやられました。これがぼったくりか~と妙に感慨深く面白い体験でした。このぼったくりシステムもカンボジアに長く居ると見えてくるものがあります。そのシステムを具体例とともに書いていこうと思います。あくまで、個人的な感想ですので、これを読んで納得して行くぶんには、楽しめる人には楽しめると思います。ある意味アジア感満載です。 25日間カンボジアにいて、トゥクのおっちゃんに道を歩けば、勧誘を受ける毎日(後半は顔を覚えられて、激減しましたが、、)共通するのは、アンコールワット?の次にニヤニヤしながらトンレサップ?と聞かれることです。それはそう1匹獲物をゲットできれば、ボロい商売なのです。それが、2匹、3匹、4匹5匹なら笑いが止まらない事でしょう。ツアー会社も多分知っています。それとコンビニやお土産物屋で必ず見かけるポストカードの中には、画像を加工している綺羅びやかな水上マーケットのようなトンレサップ湖の写真があって、何だか素敵な場所に見えるものです。私達は、前情報は先入観につながると思い、遺跡などの情報は全く見てきませんでした。なので、ポストカードの景色から、水上マーケットの村があって、湖を見ながら買い物やcafeなどがある観光地で、橋などで繋がっていて、自由に歩き回れる場所だとなんとなしに思っていたのです。行く気も全くなかったので、ただイメージしていただけです。前にいた若いトゥクの青年などは姿を消しましたが、トゥクのおっちゃん達も基本笑顔でいい人そうな感じだと今回は思っていたのです。前日に、色々なマーケットに行って日用品を買い集めたり、服を買ったりと買い物づいていた昼下がり、パブストリートの近くのトゥクに話しかけられました。ちょうどオールドマーケットに向かっていた時でした。 トンレサップ湖はどんな所? タイのドムアン空港やカンボジアのイミグレーションなどで、暇人のポンコツ英語があまり通じず、なんでや~?と考えていた頃、聞き取れる英語で話してきて、ポンコツイングリッシュでもちゃんと通じているということに気を許してしまったのだと思います。どこ行くのー?(暇人)マーケットに買い物いく。マーケットは高いし、同じものが売っているよー。トンレサップ知っている?(暇人)ポストカードを見ただけで、知らない。買い物はトンレサップの村のほうが安くて、見たこともないものがいっぱいあるよー!それにめちゃめちゃ美しいところだよー!(暇人)本当にきれいな所?良いものも買える?もちろんベリービューティフルだよー!買えるよー。安いよー。観光もできて絶対いいよー。クロコダイルもいて、フィッシュファームもあるよ。(興味なし)(暇人)いくらで行ってくれるん?12ドルで行くよー。(暇人)往復で?片道12ドルで往復で24ドルよー。30km以上あるし安いよー(安くない)ツアーだったら倍だよー。夕日も最高だよー。(暇人)雨降ってるけど?大丈夫買い物しているうちに晴れるかもしれないよー!(暇人)2人で24ドルオンリー?もちろん全部で24ドルよー。後ろにいる小瑠璃に説明して、聞いてみると「雨だけど行ってみる」と戸惑いを見せながらも言うので、今日も暇だし現地の人とあまり話していないので、行ってみることにした。(暇人)12ドル片道で行ってくれる?往復のほうが良いよー、待ってるからー。(暇人)いや、時間決めるのが面倒だから片道で。帰りは適当に誰か捕まえる。オーケー。何だか陽気で面白そうな奴にあの時は見えて、話しながら牧歌的な風景を横目に、旅感があって、緑もきれいで行きは楽しかったのです。 さっそく雲行きが怪しい。。。。 もうすぐつくよー。と、謎の大きな看板が現れて、トゥクの兄ーちゃんは説明を始める。トンレサップ湖にはクルージングツアーがあるからおすすめだよー。(暇人)ふーん。そうなんだー。(興味なし、乗る気なし。) 謎のゲートが現れる。 看板から先は、村人や家などがちらほら増え始めて、写真のところでは、商店が立ち並んでいた。(日用品・飲み物などだけ)すると、ここでTICKETを売っているから、買ってきてー。(暇人)ツアー興味ないからいらない。ダメだよー買ってから中に入る必要があるよー。(暇人)は?聞いてない。歩いて行けるんじゃないん?そんなこと言ってなかったよね?言ってなかった?TICKET買わないと村に入れないよー。小瑠璃は帰ろうか?と言う。んー。ここまで来て、ただのドライブで24ドル。。(暇人)雨は降ってるけど、ここで帰れば、2度と来ないだろーし行ってみる?あまり気の乗らない様子だが、小瑠璃も同意したので、TICKETを買いに行くと、一人40ドルで2人で80ドルだとぬかす。(暇人)高い高い。なんで村に入るだけでそんなに高いん?高くないよー。大きな船をチャーターしてマーケットやお店を回るんだよー。チャーターだよー。(暇人)は?歩いていけないん?全部舟?歩いては行けないよー。舟をチャーターしないと行けないよー。(チケットセンターのおやじ)わかった2人で60ドルでいいよー。(暇人)高い。その後10分ほどの悶着の末、小瑠璃とも話、まーここまで来たのだから、行ってみるかーということになったのが間違いだった。 トゥクトゥクはいません。 帰り待ってようかー?(暇人)いらない。自分で探すから片道でいい。ここには、他にトゥクトゥクはいないよー。ツアーのバスぐらいしか来ないから、待ってるよー。30ドルでいいよー。(暇人)24ドルて言ってたよねー?待ってる時間長いし、ウェイティング代だよー。(暇人)全部で24ドルって確認したよね?チケット代のことも初めに聞いてないし、何なん?ごめんごめん。言ってなかったけど、ここにはトゥクいないよーー?周りを見渡すと本当にいない。一人ならば永遠に歩いて大通りまででれば、帰れるのだろうが今回は2人なので、選択肢はなかった。コイツは殴ろう。シェムリについたら。そうしよう。 素晴らしきツアー。 これはぼったくりツアーだから、全容を見届けよう!マーケットに行けば、どんなくだらないものをどんな感じで売りつけてくるのかを見どどけようと、小瑠璃と気を取り直してみたが、案の定のボコボコの沈みそうな立派な舟に、すれた子供と夫婦。イメージ通りだ。やっぱり目が死んでいる。 小雨が降って、泥水の中をボロ船が進む。後ろの子供は無表情にスマホをいじっている。途中他のツアー客と舟ですれ違うが、目は虚空を見つめ、誰も何の反応も示さない。貴重なお金と時間を失い。この謎の集落をボロ船で進むだけなのだ。心がどこか美しい所にいる自分を見ようとしているのだろう。 あれは学校。あれは、、。ポツポツとツアーらしさを装おうと、やる気のない感じで言ってくる。は~。 楽しーなー・・・・・・。小瑠璃は何かを見ようとどこかを見つめているが、虚空を見ているようだ。これがアジアだと。この理由のわからないボッタクリツアーがアジアだと。 マングローブかなー?どうだろーねー? 小舟がやっとアトラクション会場に到着して、我らは舟を降りる。水上の家に入ると、人が結構いて、奥に非常に興味のそそられる水槽が並び、フィッシュファームと書いてある。おやじが椅子に座っていて、ものすごい小舟が浮かんでいる。MONKEYー!MONKEYー!モンキーが見れるぞ。すごいぞ!乗るか?この沈みそうな泥舟に乗る気は起きない。(暇人)無料?5ドルだ。(暇人)いらん帰る。みんな何でだ?って顔を向けてくる?何でだ?フィッシュファーム?(暇人)NO。小瑠璃ももちろん同意してボロ舟に戻る。舟家族も何でだ?って顔を向けてくる?なんでだ? 次に停船したのは、クロコダイルファームだ。舟家族のおやじがちらっと見て、見るか?と言ってきたが、もちろん(暇人・小瑠璃)NOー。おやじは諦めたようだ。 川幅が広まり、マンフローブ林を抜けて、湖の広い所でおやじがおもむろにトンレサップ!(暇人)はー綺麗だね。一面の泥水と曇り空。無常。人生は無常。カメラを持つ手は凍りつき、おやじは写真すらもとらない我らに見切りをつけて、舟は出発する。こんな所で沈んだらやばいな。。そんな思いの中、無常の景色を見つめていた。 途中クロコダイルファームが見えた。何でか別料金を払い、ひっかかった白人の女2人がすごい形相で一眼レフで小さな水槽のような所へシャッターをきっていた。彼女たちは何を見ているのだろう?たまにすれ違う外国人たちは、表情をMONKEY達に持っていかれたのだろうか?小瑠璃は?MONKEY達のところには行っていないのに虚空を見つめている。前に移ってきた、すれた子供の腕にも耳にも金のアクセサリーが光っている。。。嬉しいか?虚無を売り、手にした金のアクセサリーは?キラキラを買ってくれる家族は誇らしいか? 終わり。 終わった。。あれ?マーケットは?期待していたわけではないが、どんなふうに売りつけてくるのかを見ようと思ったのに、そんなエネルギーはここには無い。舟を降りるときに、ディップ?ティップ?おやじが何かを言っている。は?何いってんだ?手を上に向けていたので、チップをくれと言っているらしい。。。(暇人)今日は既に100ドル近く無意味な金を使っているし、クルーズ料金は払っている。チップ!チップ!(暇人)無駄金は既に払っている。と言って船を出て、トゥクのもとに行き、お前は嘘つきだ、TICKETのことも言っていない、ウェイティング代も、そして、そもそもCheaperと言っていたが、マーケット自体もない、貴重な時間と金を無駄にした。始めは良いやつかと思っていたが、全然違っていた。早く帰るというと。アイムソーリーと少~ししおらしく答えるが、途中知人らしきやつがのってくる。重苦しい雰囲気に無言。シェムリまでの道のりも我らだけで喋り無言。雨も強くなってきたが、そのままにしておいた。何だかジェスチャーで濡れているアピールをコチラを見ずにしているが、まさに因果応報。コイツはきっとこの汚れた金で旨いものを食うのだろうが、誇れるか?自分や仕事を。降りた後にも更にいかに今回の旅が最低だったか、来るためにどのぐらいの時間を要したのかを言った。また一応謝るが、、 tomorrow?アンコールワット?tomorrow?ああーそうか。悪いとすら思っていないのだ。tomorrow?お前には絶対に頼まないと言って別れて以来、一度もこの男を見ていない。tomorrow?何だか笑えてきた。憎めないやつだ。初めに全てをコチラから聞き、全てを念押ししていなかった我らが悪いのだ。 因みに、ベンメリア~バンテイアイスレイ~クバールスピアン遺跡にトゥクトゥクで行ってもらった時は2人で30ドル。今回のトンレサップ湖で払ったお金は、トゥク代30ドル。チケット代60ドル。合計90ドル払ってこんな感じのところです。 トンレサップへGO! 暇人139,041 views 暇人です。 私のモットーは、心に{ヒマ}を持つことです。 心に暇がないと、色々見たり、考えたりするときに 行き詰まります。 今は寸暇を惜しまず考えて、行動し... プロフィール RSS Pin it カンボジア, カンボジアお役立ち情報, 旅のお役立ち情報, 暇人の書き物 howto, カンボジア, カンボジアツアー, トゥクトゥク, トンレサップ湖, ボッタクリ, リアル海外, 実際の海外, 旅のお役立ち情報, 暇人記事, 注意すること, 選び方 コメント: 0 東南アジアでは正露丸は効かない。腹を壊したらSmecta 自己に執着すればするほど,,格言写真 ピックアップ記事 未分類 。 2019.11.18未分類 インドネシアとバリ島 バリコピのキンタマーニ珈琲はv60で飲むとスペシャル 2020.06.15インドネシアとバリ島, インドネシアとバリ島お役立ち情報, 旅のお役立ち情報, 暇人の書き物 キャンプ飯と多国籍料理レシピ やみつきになる合いびき肉の味噌あんかけパスタのレシピ 2020.05.03キャンプ飯と多国籍料理レシピ, 暇人の書き物 関連記事一覧 キャンプ飯と多国籍料理レシピ 極上ブリの照焼レシピ 2020.01.06 旅の準備 sotoレギュラーST-310超マルチケース ・ポーレックミ... 2021.10.12 暇人の書き物 私たちがまともな点は、格言写真 2020.07.07 キャンプ飯と多国籍料理レシピ クリスマス・ロシアンマカロニレシピ 2019.12.15 暇人の書き物 不決断こそ最大の害悪、、格言写真 2020.03.14 キャンプ飯と多国籍料理レシピ アジョワンと緑豆のココナッツビネガー煮レシピ 2020.02.06 キャンプ飯と多国籍料理レシピ すりつぶしジャガイモのブルーチーズペンネレシピ(付け合せに・... 2019.11.28 暇人の書き物 さすらいと変化を愛するものは格言写真 2019.12.18 コメント ( 0 ) トラックバック ( 0 ) この記事へのコメントはありません。 この記事へのトラックバックはありません。 トラックバック URL
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