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- オピネルのナイフは研げば切れる。青棒と革砥の力
世界中のアウトドアライフを楽しむ人や料理が好きな人に愛される
フランスの名作ナイフ・オピネルを買ったとき、
2つのカスタムが必要です。
一つは前回の分解と水で濡らすと刃が出てこなくなるぐらい固くなるのを
使いやすくする方法。
今回の2つ目は、ナイフ全般ですが、刃付けと研ぎ直しです。
ある程度は買った段階でもいいナイフは切れるんですが、
研ぎ直すと切れ味が全然違います。
又当然頻繁に使っていると、切れ味が悪くなったときに、
研ぎ直しが必要です。
切れ味の良くない刃は、怪我の原因にもなるので、
少ない力でスパッと切れる刃の方が安全です。
最近は、シャープナーなども出て便利ですが、簡単な分
切れ味はやはりまーまーです。
ものすごく切れるようになるシャープナーがあれば、
私も買いたいぐらいです。
何十年も毎日のように料理をして、包丁を研ぎ、
仕事道具を研いでいるんですが、イマイチ上達しないながらも、
ちゃんとスパッと切れるようにはできるので、
不器用な人でもある程度は、
練習すれば研げるようになります。
今回は、天然の砥石と革砥と青棒を使った研ぎ方について書いてゆきます。
普段のメンテナンスは基本的に青棒と革砥でできてしまう
ので、覚えておくと便利ですよ。
ヴィクトリノックスとオピネルのナイフで研いでゆきます。
中砥石
革砥
青棒
ミシンオイル
あれば砥石を研ぐ砥石
砥石はどれも水につけておく必要があります。30分。
砥石の粗さは、ヤスリのように色々あり、
基本は荒砥石・中砥石・仕上げ砥石がありますが、
普段使う分には中砥石で大丈夫です。
天然砥石でなければ、刃の黒幕が使いやすかったです。
冗談のような感じですが、重要な道具です。
なぜなら、砥石が平らでないと、上手く研げないからです。
凸凹してたら、まっすぐに研げないので、意外に重要なのです。
砥石を研ぐ砥石で、円を書くように砥石を平らにしてゆきます。
滑らないように、おしぼりなどを下において、作業します。
●角度を均一にする。
(10円玉2枚重ねた角度とよくいわれますが
いまいちピンと私はきません)
●水をつけすぎない。
水がシャバシャバしていると折角の砥石の研ぐ力が失われます。
写真のようにドロっとしているくらいがいいです。
水は砥石を水にくぐらせ、
その水で1本包丁が研げます。ナイフなら、
2本いけるときもあるぐらいです。
●両面同じ回数研ぐ
裏表同じ回数で研ぎます。
●刃がまっすぐの場合は
砥石に対して、まっすぐ研ぎ、
刃先がラウンドしているものは斜めに研ぐといいです。
青棒は鏡面磨きなどをするための研磨剤という
認識が広く伝わっているため、
あまり一般的な方法ではありませんが、
私は、青棒と革砥とミシンオイルを使い、
研ぎの仕上げと、ちょっと研ぎたいときに使っています。
ちゃんと切れ味が戻ります。
そして、すぐ出せて漬け込みや洗う必要もありません。
革砥・ヌメ革の薄いものを木に貼り付けたようなもので、
ネットなどで探せば買えます。
青棒は意外い100均などにもあったりします。
ミシンオイルも100均などにあります。
ミシンオイルはオピネルの刃の可動部にもたまにさしています。
使い方は簡単で、ミシンオイルを革砥に数滴たらし、
青棒になすりつけたら完成。
研ぎ方は砥石と一緒です。
青棒が剥げてきたら、ミシンオイルを数滴垂らし、
又青棒をなすりつけます。
このぐらいは、切れるようになります。
ぜひお試しを。
夜中に今回のオピネルの木は、どんな質感なのだろう?と
気になって、削り出したら、
夜中のマジックか、ヤスリの手が止まらず、
400番・600番・1000番でやすっても、
色が入っている柄だと完全に落ちないことがわかりました。
あと、ブナの素材はあんまりよくないです。
削ってしまったので、持っていたバターミルクペイントを
塗り重ねてみました。
磨きも入れて、いい感じになったのですが、
洗剤に弱く剥がれだしました。
そして、また削りました。
こちらも家にあった、水性染料のバチックの緑と山吹を塗り重ねてゆき
アンティークワックスコートと
オールドビレッジのオイルで仕上げました。
今洗って干していますが、
洗ったときに染料の色が出ましたので、また経過を書いてゆきます。
♯7は女性に人気のサイズですが、
旅に持っていくには、あまり大きくないものをと買いました。
料理に使っていますが、普通に使えています。
包丁のようにではなく、ひき切りでラウンドさせれば、
上手く切れます。
2021年10月21日追記
染料で染めた柄は、最初の日だけ色が出ましたが、
それ以降は、色も手につかず大丈夫でした。
暇人です。 私のモットーは、心に{ヒマ}を持つことです。 心に暇がないと、色々見たり、考えたりするときに 行き詰まります。 今は寸暇を惜しまず考えて、行動し...
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