カンボジアbest遺跡群大プリアカン~タプロームを歩く・1プリアカン編

カンボジア
写真が多いので、遺跡別に書いていこうと思います。
昨日のアンコールワットに続いて、
今日も早朝からアンコールワットの朝日を見て、
徒歩でプリアカン~タプロームをまわる1日です。
昨日連れて行ってくれた、トゥクのドライバーのポーに
今日も頼んであるので、真っ暗闇の中我らは起き出して、
玄関でポーを待っていようと早朝5時5分前に
降りてゆくと、さすがのポーはもう到着していた。
逸る気持ちを抑えて、
朝日を見られることを祈りながらトゥクに乗り込む。
早朝の爽やかな風が気持ちいい。
観光地のシェムリアップは日が昇る前から賑やかだ。
みんなアンコールワットの朝日を見たいのだろう、
色んなトゥクに乗った旅行者とすれ違う。
チケットを確認する検問もちゃんと起きている。
ツアーバスなども次々に広場にあつまり、
早朝からたくさんい人がいる。
ここまで15分くらいでこれたけれど、空は既に白み始めている。
ポーと待ち合わせをして、
ベストポジションをとるべく、
小瑠璃とヘッドライト片手に足早に池の方へ向かう。
アンコールワットの朝日の撮影は池越しで撮るポイントが
2箇所あって、左側が一番いい。(太陽が見えて、ヤシの木がない。)
昨日見たところ、左はなぜかブルーシートがかかっていて、
入れなさそうなので、今回は右側を目指す。
既に結構な人がいたけれど、前列を確保できた。
空には厚い雲がかかっているが、見られるだろうか?
前回カンボジアに来て朝日を撮影しにいっていた時の思い出が蘇る。
やっぱり雨季のピークに朝日を見るのは難しい。
キレそうでキレない雲がしぶとくて、太陽自体を見ることはできなかった。
それでも、静けさの中浮かび上がるアンコールワットは美しい。
ポーにプリアカン~タプロームまで歩こうと思うと言うと、
無理だよーと驚いた様子。
小瑠璃もえ?って顔をしているが、
暇人の旅は、歩くのが基本なので、10km以上歩くのは珍しくない。
疲れたら、トゥクを探せばいいし、
歩いたほうが自由で、ゆっくりと時間を楽しめる。
小瑠璃も腹をくくり、6時30分から歩いて、
14時00タプロームに待ち合わせの約束をして、
プリアカンの前でおろしてもらう。
ポーが今日は楽を出来るせいか、水とヌンボン(ワッフル)をくれた。
外はカリッとしていて、中はしっとりでうまい。
プリアカンは7時に開くので、目の前のcafeに入ってcoffeeをすする。
カンボジアスタイルのcoffee(1.5ドル)で少し粉っぽいけど、
天気がいいので、とてもいい気分だ。
cafeの中には可愛い猫がいて、心を和ましてくれる。
入り口にいるツーリストは1組だけで、掃除をする人と、多数の犬。
犬と遊ぶ少年を見ながら時は過ぎてゆく。
ここのカフェメニューは、観光値段(6ドル前後)で食べる気がしないが、
こんなこともあろうかと、前日パンを買って朝食べてきたので大丈夫。
朝日がとても綺麗で、人の気配もない。
美しく朽ちている石像。
戦いの後なのか、石像は首が飛ばされている。
入口は橋になっていて、流木と青空、澄んだ水、奥に広がる熱帯の森。
本当に美しく、贅沢な時間。
完璧な世界。
壁面のガルーダがプリアカンを守っている。
なんて時間だ。イメージしていた森な中の遺跡が完璧に目の前にある。
前回のカンボジアの旅も合わせて、この時点で
プリアカン遺跡はbestだと思う。
遺跡のEntranceも経年変化が進み、
柱は倒れ、瓦礫が散乱していて、
レリーフには苔が生えている。
朽ちることで、周りの森と調和していて美しい。
入り口の左付近には、資料館なのか謎の建物があって、
その奥には、荷車や鍋などがあって、
花が咲き乱れ、蝶が舞う。
誰もいない。雑音もない。あるのは自然と木漏れ日。
本当に時を超えたような錯覚を覚える。
木漏れ日が踊り、風が舞う道を歩いてゆくと
神殿の入口のような所へ出る。
衛兵の首は飛ばされているが、しっかりとこの地を守っているようだ。
プリアカンは、他のメジャー遺跡のように、
大規模改修をされていないので、時を感じられる。
陰影と緑の世界。
レリーフも華美ではなく、牧歌的で美しい。
モチーフも神々ではなく、人や動物。
石のズレや割れ目が、人の手で作っていたことを物語る。
遺跡の中には少し人がいて、
レンジャーらしきおっちゃんが、写真を撮ってくれるという。
色んな所で、撮ってくれるので、
あーこいつは後で金を請求してくれるパターンだと思いながら、
成り行きを見る。
案の定チップをくれと言ってきたので、
2000レアル(60円ほど)を渡すともっとくれというので、
no no no~と言って追い返した。
こんな素晴らしいところにも金を掠め取ろうとしようとするバカはいる。
因みに写真はすべてピンぼけ。
よく見ると、色んな所でレンジャーみたいなカッコの奴らが、
観光客から金を掠め取ろうとしている。
水をさされたが、気を取り直して。
プリアカン付近には、大樹が多い。
あまりに生命力が強くて、遺跡をなぎ倒してゆく。
そんな光景も美しい。
アプサラダンスの舞台と彫刻。
本物のアプサラダンスをここで見られたら、
どんなに美しいだろう。
2時間くらいいた気がするが、
とても美しく見ごたえのある遺跡だった。
やはりここが、best遺跡だ。
つづく。
暇人です。 私のモットーは、心に{ヒマ}を持つことです。 心に暇がないと、色々見たり、考えたりするときに 行き詰まります。 今は寸暇を惜しまず考えて、行動し...
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