「誠を貫く」
消費税のアップに伴い、
前は美味しかったお店が、
素材を変え、
人を変え、
値段を上げています。
老舗までも
今までの歴史に泥を塗るかのように、
おままごとのような物を売り、
歴史を切り売りする。
私も自分で仕事をしているので、
苦しさはみな違うにしても、
少しはわかります。
しかし、
その中でも味を守り
値段を上げず、
いつもの味を提供してくれる
ありがたいお店があります。
本当に美味しく、
この値段で大丈夫なのだろうかと
食べる度に
いつも思います。
その店主たちの顔は、
どこも朗らかでありながら、
眼光の奥にギラリと光る刀が見えます。
信念を持ち
お客さんに喜んでもらえるように、
手間を惜しまず、
奉仕しているかのように見えます。
良い時に「誠」は少し軽くなりますが、
逆境や困難の中で、
誠を貫くには
本当の心の強さがいるのだと思います。
逆境の中で
誠の刀を捨てない人々がいてくれることが、
勝手ながら嬉しいんです。
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