旅にアウトドアに最適なのはコッパーシエラサイズエッグパンだった。 使い始めとお手入れについて


相棒のチタンのフレンチプレス兼コッヘル(750ml)と
何を持っていこうかを考えたときに、
現在持っているステンレスのシエラカップにしようか、
チタンのシエラカップやメスティンにしようか考えていたのですが、
チタンは錆びずに軽く強く抗菌なのでいいのですが、
ステンレス同様に焦げやすいのがネックなので、
チタンは水物スープや珈琲なんかにやはり向いています。
そこで熱の伝導率を上げるのによく使うのが、
バーナーパッドや銅板です。
銅板をひこうか?銅の網もいいんじゃないのか?ん?
銅のシエラカップやメスティンでいいんじゃないのか!
そこで探すと銅のメスティンは無く、
シエラカップは、数点出ていました。
だいたい本体が250mlサイズで6000円
蓋も同じぐらいで販売していました。
ここで気になったのが、持ち手です。
確かになにか飲むにはちょぅと曲がっていたほうが
いいんじゃないのかとも思いますが、
私はスノーピークのチタンマグがあるので、カップ機能はいらず、
調理しやすく、経年変化をするものが好きです。
その点、現在家で使用しているタークはやっぱり最高です。
しかし、やはり重くて取っ手が長いか、
曲がって厚いみがあるものしかないので、持っていけません。
それとシエラ250だと、底の面積が小さく、炒めづらいのと、
ご飯を半合炊くギリギリのサイズなので、
具材を一緒に調理できません。400はでかい。
そこで探しに探して、たどり着いたのが、
今回の銅のプレイクッキングエッグパンです。

とっても真鍮製で短く、鍋部分が12cm
厚み3cm・重さ471.74gの合格点です。
水も350ml入ります。
sotoのレギュラーストーブst-310でも安定しておけますが、
炒めるときは滑るので、バーナーパッドの上での調理がいいです。
ユニフレームのシエラリッドリッド300チタン(蓋です。)も
使えます。


そして、値段は蓋付きで6600円ほどなのです。
なぜか16cmはもっと安いんです。
伝導性もよく、抗菌で
厚みのあるタークのフライパンと同じぐらい旨く料理ができて、
鍋があたたまるまでが早く、
中火や弱火での調理なので、
ガスの節約にもなります。
反面耐熱温度は240~260なのです。
(銅製のコッパーがあるので大丈夫だともいますが)
他に錆びやすいのと、お手入れの手間が鉄製の
タークのフライパンとほぼ同じですが、かかる面があります。
あと蓋の取っ手が少しでかい。
長くなりましたが、
そこで今回は、銅のフライパンの使い始めにやるべきことと、
日々のお手入れについて詳しく書いてゆきます。
簡単です。うちのタークのフライパンのように、味わいが出て、
油が馴染めば、最強フライパンになることでしょう。

使い始めにやるべきこと。
銅製フライパンの表面には、酸化防止用のラッカー(皮膜)が
塗られているので、このまま使用しようものなら、
せっかくの鍋が焦げ付きます。
結構見かけるのですが、「一度使用したらこんな感じになります。」
みたいな画像で、焚き火に突っ込んだわけでもないのに
焦げたり汚らしい表面になっていたりするのは、
使い始めの皮膜落としと、油ならし、乾燥、空焚きが
できていないからです。
それを見ると悲しい気持ちになります。
その人が使っている道具を見ると、
不思議と他人に対してどんなふうに接するかがわかります。
因みに前に8年ほど使っていた銅の片手ポットは、
色んな所にコーヒーポットとして
持ってゆきましたが、美しい経年変化や傷はありましたが、
汚らしい感じにはなりませんでした。
用意するもの
●フライパンがちゃんと浸かる鍋。
●重曹
●オイルだけです。
日々のお手入れも同様です。

鍋に重曹と水を入れます。

中火で沸騰してから、15分~20分煮ると、被膜が落ちます。
水が完全に浸からない場合は、
鍋と蓋を別にするか、ひっくり返したりしながら、
何とかやってみてください。
これだけです。
油ならし


フライパンの8分目くらいまでオイルを入れます。
※高温になりすぎないように注意です。
通常のフライパンよりも熱くなるのが早いです。
中火で油を温め、
(油はあたたまるとうねうねします)
弱火で5,6分コトコト煮込みます。
こうすることで、フライパンの表面にある穴に油が馴染み、
徐々に油のコーティングが出来上がってゆきます。
油は別の容器に移し替えます。
(できればオイルポットか、蓋の閉まるもの)

一般的にはこれで終わりですが、
私は、今回使った油を多めに残し、
クズ野菜を焦げない程度まで炒めます。
1ヶ月ほどは、油返しをするか、
少し多めの油で調理してゆくことで、
オイルコーティングができてゆきます。
できれば、酢やトマトなどの酸性のものは
オイルがとれやすいので、はじめは避けたほうがいいです。
洗剤もできるだけ使用しないで、
柔らかいスポンジで洗うことで、
オイルコーティングが剥がれることを防ぎます。
焦げ付く原因は、タークもそうですが、
鍋の温度が上がっていないことと、
火が強すぎることと、
食材が冷凍などで、凍っているために温度差と
やはりオイルの量の不足です。
すぐにパンケーキや塊肉を焼きたい気持ちはわかりますが、
1週間くらいは、焦げ付きにくい炒めものなどがいいと思います。
はでに焦げ付くと悪の連鎖が始まります。
逆に、オイルコーティングがちゃんとできれば、
素晴らしいフライパンに育ってゆきます。
タークのフライパンや鉄鍋も同様です。(洗うのは棕櫚ですが)
日々のお手入れについて
ポイント1
これも鉄の鍋も、土鍋も一緒ですが、
例えばカレーを一晩置くように、
食材を長時間入れっぱなしにしないのは鉄則です。
鍋がだめになります。
ポイント2
柔らかい素材で洗う。
スチールたわしなどは避けることです。
銅の場合は柔らかいスポンジ又は、亀の子束子などがいいです。
因みに鉄鍋も土鍋も同様で、棕櫚やたわしで
洗剤をつけずに洗います。
鉄鍋は熱いうちに。土鍋は冷めてからです。
焦げ付いたときは、
塩か重曹と水で煮込み柔らかくなったら、たわしなどで落とします。
しかし、これをやるとオイルコーティングが結構剥がれますので、
鍋の表面にできるだけ傷をつけないことが大切です。

ポイント3
鉄鍋と違うところは、銅の場合、
洗い終わったら、一度拭き上げます。

拭き上げたあと、弱火か中火で蓋を閉め、水分が飛ぶくらい
短時間火にかけて、水分を完全にとばします。
※くれぐれも長くやりすぎないように注意してください。
銅鍋はすぐに温まります。
空焚きのし過ぎは鍋を痛めます。

できるだけ熱いうちにやけどしないように、
オイルを鍋の内側と外側に塗ってあげます。
こうすることで、油が馴染み、サビ防止にもなります。

吊るして干すことで、錆びにくくなります。
けっこう大変に感じるかと思いますが、
なれれば、結構楽しい作業です。
道具は手間をかけると美しく育ってくれます。







暇人
120,369 views暇人です。 私のモットーは、心に{ヒマ}を持つことです。 心に暇がないと、色々見たり、考えたりするときに 行き詰まります。 今は寸暇を惜しまず考えて、行動し...
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