昨日描いたメヘンディもいい感じに色が出た。
有害な顔料を含まない
メヘンディヘナは面白いもので、
体調によって、色の出方が異なる。
カンボジアやバリに来てからは、すこぶる体調がいい。
朝ごはんを済ませて、今日は個人ギャラリー巡りをしようと思う。
ウブドには大きな美術家館や、店舗のギャラリーに加えて、
個人宅に看板を出し、アトリエ兼絵の販売をしているところが
結構あるらしいので、そこいら辺の探索の一日。
下の写真は、我らのロスメンの一角にある神社のイデア。
いつものようにバリ語で挨拶をしながら
朝の裏道ムラリー(散歩)。
メイン通りは、観光産業の大波にさらわれて、
おしゃれではあるが、近代的なデザインに覆われ、
昔の静かで美しいウブドの景色は失われてしまったが、
裏通りに一歩足を踏み入れると、昔の面影を残す場所がある。
今日もいい天気なので、そこいらじゅうに木漏れ日が射し、
花々は美しく透け、普通の家にある扉は開かれ、
そこにイロトリドリの花とともに
美しいガネーシャがいる。
お供え物には火が付いていて、
マリーゴールドやプルメリアやブーゲンビリアなどが、
神々へと捧げられている。
プラマについては、今度詳しく書くが、
まずは、ウブドにあるプラマ(長距離バス)の場所を
確認しておこうと思い、
歩きなれてきた、ハノマン通りを歩く。
途中数件の店舗のギャラリーに行ったが、パットするところはなかった。
街なかのバリ建築や寺院の石像のほうが遥かに美しい。
因みに最後のブーゲンビリアが目印のところが、
プラマのバス停。
プラマの先には、ミュージアムがあったが、
入り口のところまで行って、パンフレットを貰ったが、
パットするようなものはなかったので、引き返す。
どおりで人がいないわけだ。
エントランスや建物は美しいのにもったいない。
ここからはモンキーフォレストが近いので、モンキーフォレスト通りへ。
モンキーフォレスト周辺には、
すでにサルが結構はみ出してきて、歩いている。
この頃には汗だくだったので、
小瑠璃がガイドブックで見たというカフェに入ってみた。
水辺はまーまーきれいだが、空間は近くにあるワヤンカフェとは
雲泥の差がある。
謎の配置の3万5000ルピアの珈琲はインスタントみたいで薄く、
味がしない。
小瑠璃のミントジュース4万ルピア(320円ほど)はマーマ旨いが、
謎の真鍮製のストローが刺さっていて、飲みにくく、
ちゃんと洗えているのか気になる。
私はテンペカレーを注文したが、悪い予感が的中して、
見るからにうまそうではない。
そして、もちろん予想通りでテンペはベシャベシャ。
塩を自分で入れても味がない。旨味などどこにもない。
小瑠璃のは、ツイスターみたいなわけのわからないものだったが、
もちろんまずい。おままごとだ。
これで、25万ルピアぐらいする。(マルタバ17個分くらい)
まずい店には意思表示をするために半分以上残して、店を出る。
日本人に人気だというギャラリーに行ってみたが、
庭があまりきれいではない。ひとも恐ろしくいない。
奥に絵があるというので、
見てみると、何が良いのかわからないなぐり書きの絵が並んでいたので、
2分で退散する。
アンティークのバティックなどを途中見てきたので、
あまりのクオリティーの差に驚きを隠せない。
なんだかがっかりなので、
ロスメンの近所を歩く。
ロスメンの裏通りには夕日が差してきて、花も石像もどこもかしこも美しい。
道々が美術館のよう。
そして、裏通りにひっそりと、
個人宅でやっているギャラリーを見つけることができた。
しかも2軒も。
そろーっと入ってみると、
繊細で、ピンクがかった自然や魚の絵などがあって、
中々美しい。(値段は載っていない)
家の奥から画家が出てきて、色々話を聞かせてくれた。
奥には広々とした半屋外のアトリエがって、
ここで描いているという。
外にはにも絵が沢山あって、ちょっと演出ぽいが、
書きかけの絵が置いてある。
スマホでも前に描いた見せてくれた。
画家が小瑠璃に話しかけている間に絵を見たが、
買うまでいくものは残念ながらなかったが、中々面白かった。
あまり売れないのか、
買えオーラと画家やつれが少し気になった。
目の前には、他の個人宅ギャラリーがあったが、
外に出ると、美しい彫刻とバリ建築、花々があって、
美しいこの時を歩くことを我らは選んだ。
道を歩いていると、竹ばさみのようなもので、
樹から黄色い花を摘んでいるおばあさんがいて、
小瑠璃にその黄色い花をくれた。
何と素敵な時間なのだろう。
夜ご飯は、V60でキンタマーニ珈琲を飲める
Kaki 5 Lima Coffeeへ。
店員さんもいい感じで、
素朴で、奥の席からは、ブーゲンビリアと緑が見えて和む場所。
テンペソテーとテンペミーゴレンも間違いなく旨くて、
昼のテンペとは雲泥の差がある。
ウブドには、なんちゃっておしゃれな店も増え、
おままごとで、まずいものを平気で出す日本のカフェのような店もある。
スパ・ヨガ・ビーガン・なんちゃっておしゃれカフェの店が増えた分、
静けさとバリ建築がウブドから減ってゆくが、
不思議と裏通りやインドネシア人がやっているお店には、
静けさと牧歌的な美しさが不思議と残っているのが、
ウブドの良いところだ。
暇人です。 私のモットーは、心に{ヒマ}を持つことです。 心に暇がないと、色々見たり、考えたりするときに 行き詰まります。 今は寸暇を惜しまず考えて、行動し...
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