結論sotoとイワタニジュニアはどっちが使いやすいか?SOTOカスタム方法も
旅の準備
私は登山を始める前から、イワタニジュニアを20年以上
外珈琲用に様々なところに持っていっていました。
家庭用ガスコンロでおなじみのCb缶が使えるバーナーを
探している人で、必ずと行ってもいいほど目にする。
イワタニジュニア。
登山系やアウトドア派から圧倒的支持を集めている
不完全なる名品SOTOレギュラーバーナーST-310。
アウトドア用のOd缶は結構値段もするし、
どこにでも売っているわけではないので、
そんなにアウトドア派ではない人がちょっと外で珈琲を飲みたい時は
Cb缶のシングルバーナーを探していると思いますので
今回は外します。
今回は、
イワタニジュニアVSSOTOレギュラーバーナーST-310を
使いやすさ、携帯性、安定性の観点から、徹底比較します。
それとSOTOレギュラーバーナーST-310は「不完全なる名作」
なので、安全に快適に使うための必須のカスタム方法も
紹介します。
イワタニジュニアは、5千円ほどで買えます。
SOTOレギュラーバーナーST-310は本体8000円
オプションを揃えると11000円ほどになります。
イワタニジュニアは非常にコンパクトで、
手のひらサイズです。
収納サイズが82mm(幅)×68mm(奥行)×109mm(高さ)で、
重さ274g
SOTOは、足がしっかりしている分少し大きいです。
ガスの調節つまみも、グローブでの使用を想定しているのか、結構でかいです。
収納サイズが140mm(幅)×70mm(奥行)×110mm(高さ)
重さ350g
一般的な35cm×25cm×10cmの耐熱ミニテーブルに展開してみると
SOTOの足はCb缶にかぶっているので、
火力調節のつまみの長さ以外は、
思っているほどイワタニジュニアと変わりません。
どちらもロングのCb缶だと半分ぐらい場所を取ります。
Cb缶を半分くらいテーブルの外にはみ出させると、
4分の1ほどですみます。
珈琲を沸かす程度の使用ならば、遮熱板も必要ないので、
イワタジュニアは基本的にオプションを買う必要が
ありません。
ガスの取り付け、点火スイッチのつけやすさ、
火力の調整はイワタニミニのほうが、
SOTOよりもよく考えられていて、使いやすいです。
ノンストレスです。
しかしイワタニミニは、五徳と足の構造による
安定性がSOTOよりもかなり劣っています。
イワタニの五徳は折りたたみ式なので
安定感がなく、写真のようにスノーピークの300もギリギリで、
バランスを崩すとすぐに倒れます。
750mlのクッカーでも、あまり安定しません。
足も折りたたみ式なので、段差に弱く、重さに弱いです。
ドリップポットやホットサンド機などをのせると
ほぼ確実にジェンガをやるようにバランスの調整が必要になります。
五徳と足の構造がSOTOよりも劣り、
買い換えるポイントでした。
SOTOの五徳は重さにも強く、安定していて、
スノーピークのチタン300やシエラカップ250ccを置いても、
安定感があります。
折りたたみ式ではないので、
段差にも強く、安定感があります。
さっきのミニテーブルに置いたときも、
ポットを乗せておいたままにできるSOTOと
置きっぱなしにできないイワタニジュニアでは、
使える面積が変わってきますので、結果的にSOTOのほうが、
テーブルの使用面積を確保できます。
SOTO・ST-310はアウトドフリークやカスタム好きな
人のためのバーナーです。
純正では商品として不完全です。
そこが逆にアウトドアフリークのカスタム魂に火をつけ、
SNSで拡散され、人気が出ている面と、
カスタム後には名品になるのがSOTOのバーナーです。
なので純正の段階で価格はイワタニの倍で、
更に足のカバー、風防、アシストスイッチ、
遮熱板の購入が必要になりますので、
実質11000円くらいになるのです。
以前はみんな自作したり、他のメーカーがオプション品を
出していたので、SOTOだけでは名品になり得なかったでしょう。
五徳と足の安定感は、イワタニよりも上です。
マイクロレギュレーター搭載で、
外の温度が下がっても火力が落ちにくい。
SOTOのバーナーはもともとから、弱火が苦手で、
弱火にすると結構消えます。
風防がない状態で、海などの風が比較的強いところで使用すると、
純正では風防がないため、
火力が安定しません。弱火だとすぐに消えるので、
むやみに高火力で湯を沸かさなければならないので、
ガスの消費も多くなり、非効率です。
風防は100均のクッキー型でも代用できますが、数百円なので、
ネットで買う場合は、一緒に買ったほうが早いです。
ちなみに、当然のようにバリがあるので、ヤスリで削ります。
写真のように外側も焼いてやると、いい感じの色になります。
風防をつけても風に強いとまでは言えませんが、
あるとないとでは、全然違います。
こんなに不親切で、お客さんに危険性がある商品には、
久しぶりに出会いました。
商品説明にも遮熱板の必要性とともに、
大きく記載されていないのが、狂気の沙汰です。
写真はわかりやすく加工してありますが、
バーナーを一度使うと、足が灼熱の焼きごてと化します。
スイッチは焼きごてと化した、足の内側の
火力調節のつまみの下にあるので、常人では無理です。
さっきも書きましたが、弱火が消えやすく、
純正では風防もついていないので、火が途中で結構消えます。
ライターを忘れてきたら、
いちいち冷えるまでまたなければ、火傷します。
以前はみんな火傷して、自作していて、はじめは他のメーカーが
チューブを発売し、やっと現在ではSOTOからチューブと
アシストスイッチのオプションが発売されています。
(なぜオプションなのでしょうか?)特にアシストスイッチは、
耐久性が弱いプラではなく、
ステンレスなどで標準的にこの形にしてほしいです。
加工は簡単で、チューブは油を数滴垂らし、
バーナー側から通すだけです。
アシストスイッチは、火力調節のツマミを外し、
ネジでとめるだけです。
セットで1000円くらいです。
出荷の時になぜやらないのか不思議です。
お金の兼ね合いもあるのでしょうが、あんまり知らないまま
山に持っていって、火傷をしたらとは考えないのでしょうか?
SOTOの説明では、
大鍋が使用可能
直結タイプのシングルバーナーでありながらも、直径19cmまでの大鍋が使用可能。
数人分の料理をこなすことができる。
と書いてあります。確かに重さには耐えられるし、
安定性も損なわないという点ではあっています。
が、
SOTOもSNSなどで発信していて知らないわけはないですが、
シェラカップで炊飯やステンレスチタンなどの
熱の伝導性が悪いクッカー使用時に、
熱を均一に通すために使われるバーナーパットは15cmですが、
輻射熱が多く出ます。
長時間煮込みなどをすると、確定ではないですが
標準でついている遮熱板では、
Cb缶が破裂する可能性がありますし、
私のように銅製品をつかうと、
ステンなどよりも輻射熱をはっするので、
販売ページや説明書などに大きく書いておく
必要があると思いますが、その説明もあまり書いてありません。
ネット上では、19cmを超える鉄板などを使っている人も
簡単に見つけられるので、
注意喚起は、足の火傷の危険性とともに、
やはり記載するのが望ましいともいます。
昔からあるメーカーは「それぐらい自分で考えろ」的なものが
残っているのか、今の時代とは合わないものを感じ、
デザイン性と共に
世界規模のヒット商品が出ない原因になっていると思います。
遮熱板は1000円ほどで売っているので、
調理に使う人は買っておいたほうがいいと思います。
頻繁に調理や湯沸かしなどに使わない人で、
重い調理器具を使わず、安定性をそこまで求めない人は、
イワタニジュニアのほうが向いていると思います。
操作性・携帯性・コスパはイワタニジュニアです。
カスタムができて、頻繁に調理したり、
寒いところで使う機会があり、安定感が欲しい場合は、
SOTOレギュラーST-310がいいと思います。
個人的に、カスタム後は
SOTO・ST-310のほうが優れていると思います。
カスタム後は名品です。
暇人です。 私のモットーは、心に{ヒマ}を持つことです。 心に暇がないと、色々見たり、考えたりするときに 行き詰まります。 今は寸暇を惜しまず考えて、行動し...
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