カンボジアbest遺跡群大プリアカン~タプロームを歩く東メボン・バンテアイクディ・タプローム 2020.02.23 カンボジア RSS 1・プリアカン 2・ニャクポアンとタソム ダラダラダラ~。汗が止まらない。ポーからもらった水も飲み干し、プリアカン~タップロームルートの半分を歩いた所で、時間的に14時にタ・プロームにたどり着くのは困難だ。そこでトゥクを拾おうとあたりを見るが、こんなところに歩きでくるタコはいない。歩きで来るタコがいないということは、どのトゥクも既にお客さんと来たトゥクで、流しはいないのだ。あ~あ。 登山ウェアーについては。 仕方ないので、歩くことにする。歩いていればトゥクも見つかるだろう。それにしても今日はこれまでを取り戻すように晴れているので、暑い。登山ウェアーでなければ、服もビシャビシャだろう。登山ウェアーでも汗の排出量よりも汗が上回って、少し湿っているぐらいなのだから。数キロ歩いた所でキキー。後ろから走って来た1台のトゥクのドライバーが話しかけてくる。何で歩いてるの?一緒に乗ってく?後ろに乗っているのも日本人だし、乗っていったほうが楽しいよー!と。後ろには、1人で来た女性が乗っていて、良いですかー?と聞くと快く旅の道連れの許可が降りた。いい人で良かった。しかもトゥクのドライバーはいい人で、クーラーボックスをのせていて、冷えた水を我らにどんどんくれる。熱射病になりかけていたので、本当に美味かった。話を聞いてみると、一人で急に思い立ってカンボジアに来たとのことだ。3日間の旅で、この雨季のピークで一番の天気の今日来れるなんて、なんて運がいいのだろう。毎回しこたま歩いたあと、タクシーやバスなんかに乗ると思うが、文明の利器に乗ると数キロなど一瞬の出来事で、そして異常に楽なのだ。歩けば40分くらいかかりそうな距離も一瞬の出来事で、東メボンに到着した。 東メボンに降り立つと、ありそうでない、象の像があるではないか!それもカンボジアのぱっきりとした空を背景に。カンボジアの遺跡の中では象のテラスが有名だが、象の像はコチラの象の像の方が立派でいい感じだ。 全然知らなかったが、東メボンは階段の上にある。階段の上に登れば登るほど、迫力のある空が近くなってゆく。 天空の寺院のような所で、そらが目の前で眺めも最高だ。本当に気持ちがいい風と空間。彫刻も美しく、各塔は、何だか火葬場のような気がした。 トゥクに乗り込み、バイヨン寺院でも写真詐欺があるらしく、何と50ドル近くをとられた話などを聞きながら、すぐ隣のプレ・ループに降り立つ。とても東メボンとにているのだけれど、知名度はコチラのほうが高い。 結構な傾斜を登ると、コチラも天空の城の様なところだ。プレ・ループには象の像はいないが、獅子がいる。そして素晴らしい眺めが。 彫刻や、建築は東メボンのほうが美しいが、この眺めを見るだけでも来る価値がある。神話の中の天空の城に来ている感覚を味わえる。天に近い分陽射しが強烈なので、熱射病にはご注意を。 有名なバンテアイスレイと似た作りのヒンドゥー寺院が隣のバンテアイ・クディだ。あまりの汗をかいていたのでこの頃には、頭は既にクーラーの効いたcafeで一服することに思いを馳せていたので、あまり覚えていない。後にゆくバンテアイスレイと比べると、かなり見劣りするので、行かなくても良いかもしれない。 そして、バンテアイ・クディにももちろん押し売りが多数いるので、とにかくウザい。我らはポーとの待ち合わせもあったので、まきでタ・プロームを目指してもらって、何とか間に合った。タ・プロームは、他の遺跡とは全然違って観光客でごった返している。トゥクに拾ってもらわなければ、間に合わなかっただろうが、いつも何だかんだこんな感じで間に合うのだから旅は面白い。無事ポート合流できて、今着いたから、延長でタップロームを見て来ていい?ときくと、ポーも行ってきたら良いと1時間無料で延長してくれたので、いざ、タ・プロームへ。 前回の旅では、行きたかった気持ちもあるけれど、何でか行かなかったタ・プロームへやっとこれた。よく写真で見る大樹が遺跡を飲み込んでいる写真を見ていたが、あの樹以外にも、タ・プローム寺院にはゴロゴロバカでかい樹が生えている。日本の名のある大樹でもここまでデカくない。中の樹は更にデカイのだろうか? ばーん。写真で見る感覚とやっぱり目の前で見る大樹は全然ちがう。圧倒的にデカイ。こんな大樹はオーストラリアでも見たことがない。いちばん有名な樹の前では渋滞していて、観光客が入れ代わり立ち代わり写真を撮っているので、ゆっくりと浸ることができないのが残念なほど、圧倒的だ。これはバオバブの木なのだろうか?ツルッと感が似ている。 タップロームは、このあまりに強い生命力に圧倒され、各地で建物がなぎ倒されている。 美しいレリーフももちろんなぎ倒され、人間は重機を使って、改修中だが時間の問題だろう。改修工事は現代的な分美しくない。 しかも、この爆発的な大樹の成長は、タ・プローム各地で起こっている。有名な樹以外も圧倒的で、遺跡をどんどん飲み込んでゆく。ジャッキなどで何とか抑えているが、全てをなぎ倒すのは時間の問題だろう。 全てを樹がなぎ倒し、人間がここを観光地とすることを諦め、自然に遺跡が帰った頃、この遺跡は完成するのかもしれない。きっとその姿は、想像を超えるくらい美しいことだろう。 タ・プロームはこの寺院一つでかなり広大なようで、1時間では回りきれなかった。そして、我らの体力は暑さで尽きかけているので、大樹よりもクーラーの効いた部屋でのcafeタイムを求めている。トゥクのドライバーに心ばかりのチップを払って、女性にもお礼を言って、我らはカンボジアのオアシスtemplecafeへとひた走る。ポーとも別れを告げて。 今日は野外ではなく、クーラーの効いている上に行ってみた。2階もおしゃれで、いい感じなのだが、予約で一杯で、ソファー席には座れなかったのが残念だが、クーラーが心地良い。coffeeとパンを頼むと2階席はなぜか、ナイフとフォーク付きでパンが運ばれてきた。パンも旨いし、居心地も良いtemplecafeはやっぱりオアシスだ。 日頃かなり歩いているせいか、疲れもまーまーで、熱射病にもならずにすんだ。夜はワッとボー近くの食堂で軽く済ませて、帰路につく。 飯はまーまーだったけれど、プリカン~タップロームの変化に富んだ、美しい森の遺跡を徒歩でゆっくり見れた1日は、完璧に近い。後にも先にも、カンボジアの遺跡群のなかでbestはこのルートだ。そして、まだこのルートで行っていない遺跡も結構あるので、それはいつかのお楽しみ。やはり、カンボジアの森の遺跡は本当に美しい。 暇人167,773 views 暇人です。 私のモットーは、心に{ヒマ}を持つことです。 心に暇がないと、色々見たり、考えたりするときに 行き詰まります。 今は寸暇を惜しまず考えて、行動し... プロフィール RSS Pin it カンボジア, カンボジアお役立ち情報, 旅のお役立ち情報, 暇人のバリ島・カンボジア40日の旅, 暇人の書き物 カンボジア, カンボジア遺跡, タプローム, バンティアイクディ, リアル海外, 実際の海外, 新たな扉, 旅のお役立ち情報, 暇人記事, 東メボン, 遺跡 コメント: 0 カンボジアbest遺跡群大プリアカン~タプロームを歩く。 ニャックポアン・... タケオゲストハウスはどうなのか?実際に泊まってみて分かった事・思った事 ① ピックアップ記事 未分類 。 2019.11.18未分類 暇人の日々と思うこと。 すずめの雛を保護して、自然に返すまでの1日。 チュンゾウがく... 2020.04.18暇人の日々と思うこと。, 暇人の書き物 暇人の日々と思うこと。 海と山に挟まれた革作家が実践している防カビ対策 2020.03.15暇人の日々と思うこと。, 暇人の書き物 関連記事一覧 キャンプ飯と多国籍料理レシピ スパイスから作るタイ風ダルカレー 2020.01.19 暇人の書き物 穏やかではいつも負ける、、格言写真 2020.02.01 暇人の書き物 浮浪者も紳士も詩人も夢想家も、、格言写真 2020.04.10 旅の準備 15.6インチ以上のpcスタンドで、コスパ・持ち運び・ぐらつ... 2021.01.26 暇人の書き物 弱い人間は決して,,格言写真 2019.12.01 暇人の書き物 ハングリーであれ。愚か者であれ。格言写真 2020.01.09 カンボジア シェムリアップにあって、プノンペンにない大事なもの 2020.03.25 暇人の書き物 民衆がものを考えないということは、、格言写真 2020.02.27 コメント ( 0 ) トラックバック ( 0 ) この記事へのコメントはありません。 この記事へのトラックバックはありません。 トラックバック URL
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