検証済み!東南アジアの最恐の敵「蚊」への徹底対策
東南アジア全域にいる最恐の敵は、
暑さでも、ボッタクリでも、治安でもなく「蚊」です。
(ぼったくりもあんまりいませんし、治安も別に悪くありません。)
日本でもおなじみのやな奴ですが、
ちょっと刺されて、かい~からとか、
耳元でうるさいからとか、そんな可愛らしい感じじゃないのです。
厄介な伝染病を運んで来るんです。
時には命に関わるような。
後で詳しく書きますが、マラリアやらデング熱やら日本脳炎やら
チクングニアやらジカウイルスやら。。。
それから、身を守るために「予防接種なぞを受けようと思うと、
これがモー高いんです。」
他の蚊以外の予防接種などを入れると、
航空券並みになります。
因みに、デング熱とジカ熱とチクングニアの
ワクチンはありません。
とにかく刺されないようにすることが、
一番の予防法です。
私達は予防接種無しで、カンボジア・バリに40日滞在して、
私は、蚊に刺されたのは4回ほどです。
その実践法について書いていきます。
![](https://asialongstay.com/wp-content/uploads/2019/11/チャム猫-179x300.png)
1・蚊が媒介する病気。
2・「蚊関連の」予防接種について
3・実践的予防法
4・結局の所何を使えばいいのか?
![](https://asialongstay.com/wp-content/uploads/2019/11/books-150x150.png)
〈1・蚊が媒介する病気〉
マラリアについて
「カンボジアのマラリア危険地帯は
、アンコールワット、プノンペン、トンレサップ湖周辺を除く全域」と
なっていますが、
本当に紛れ込んでこないものかは、不明です。
マラリアにかかると、
発熱、頭痛、筋肉痛、呼吸器症状、顔面紅潮、
胃腸炎症状などがあらわれます。(10~30日の潜伏期の後)
とにかく早く治療しないと、
重症化して死に至ることもあるようです。
デング熱について。
突然の発熱、頭痛、筋肉痛、関節痛、発しんなどが
あらわれるようです。
一部は重症型のデング出血熱になることがあります。
(2~15日)の潜伏期の後。
旅の途中会った人もデング熱にかかり、
3日程入院したようで、かなりやつれていました。
ジカ熱について。
軽度の発熱、頭痛、発しん、筋肉痛、関節痛、
結膜炎などがあらわれるようです。
妊娠中の感染は胎児の小頭症発生の原因となることや、
神経症状(ギラン・バレー症候群)の原因となることがあるようです。
(2~12日)の潜伏期間の後。
日本脳炎について。
高熱、頭痛、嘔気、嘔吐で発症して、
異常行動、意識障害、痙攣、神経障害などが現れるようです。
(6~16日)潜伏期間後。
チクングニア熱について。
突然の発熱、頭痛、筋肉痛、発しん、関節痛などが
あらわれるようで、
関節痛は急性症状が軽快した後も、
数週間から数ヶ月にわたって続 く場合があるようです。
![](https://asialongstay.com/wp-content/uploads/2019/11/実-150x150.png)
〈2・蚊関連の予防接種について。〉
マラリアの予防について。
予防接種はありませんが、
抗マラリア薬の予防内服が有効です。
もし、マラリアと診断されたら
抗マラリア薬の投与により治療するようです。
価格は・マラリア予防薬6錠で、12000円程。
渡航1、2週間前から服用し、週1回1錠の服用を開始→
帰国後4週間後まで内服を継続するようです。
滞在がながければ、更に高くなるかもしれません。
デング熱の予防について、
ワクチンがないため、予防接種なし。
さらに特別な治療法はなく、対症療法をしてくれるとのことです。
最近日本でも確認されていますので、
とにかく蚊に刺されないこと。
ジカ熱の予防について。
デング熱と同様に
ワクチンがないため、予防接種なし。
さらに、特別な治療法はなく、対症療法をしてくれるとのことです。
日本脳炎の予防について。
子供の頃に予防接種を受けた記憶がある方もいると思います。
(私もです。)
ですが、25歳以上の方は
初回接種から始めることが、推奨されています。(3回接種)
予防接種は3回又は2回受けるのが予防法です。
感染地域に長く滞在するときは追加免疫(3回目)を
半年~1年後、
その後は3年毎に接種することが、推奨されています。
価格は、1回5,000~8,000円程。
チクングニア熱の予防について。
デング熱・ジカ熱と同様に
ワクチンがないため、予防接種なし。
さらに、特別な治療法はなく、対症療法をしてくれるとのことです。
![](https://asialongstay.com/wp-content/uploads/2019/11/手-255x300.png)
〈3・実践的予防法〉
いよいよ、蚊にやられっぱなしの人間の反撃の時です。
大工よ屋根の梁を高くあげよ!
初めに、蚊に刺されやすい体質の人と刺されにくい人が
いることを念頭に入れてください。
刺されやすい人は、足の裏を消毒すると
刺されにくくなります。
私達でいうと、暇人は比較的かに刺されにくい。
小瑠璃は蚊のレストラン状態で、刺されやすいです。
次に、肌を露出しないことが基本です。
しかし、カンボジアや東南アジアは暑い。
どうしようもなく暑いから普通の服では、
服をひっぺがしたくなるほど暑いんです。
そこで、必要なのが「登山ウェアーです。」
![](https://asialongstay.com/wp-content/uploads/2019/11/-e1585098816334.jpg)
これは、 実際に持っていった服です。
とにかく、汗を逃してくれ、風通しがいいので、
暑さをかなり軽減してくれます。
UVカット機能のあるものもありますよ。
私達は、山登りをしていた時期があるので、
日本では年中登山ウェアーを愛用しています。
特に夏は快適さが段違いなんです。
![Asia climbing wear selection](https://asialongstay.com/wp-content/uploads/2019/11/登山ウェアー・ノースフェイス-1-768x510.jpg)
登山ウェアーについて詳しくは、
こちらを見てください。
虫除けグッツには3種類あります。
1・皮膚用虫除けスプレー
2・部屋用虫よけスプレー
3・衣服用虫よけスプレー
皮膚用虫除けスプレーの成分は、
大きく分けてこれも、3つあります。
成分により、有効な虫の種類も変わってきます。
●1つ目は流通量も知名度も1番高いディートです。
ディートの成分が有効で虫除け効果が発揮されるのは、
(蚊・アブ・ブヨ・マダニ・ノミ・サシバエ・ツツガムシ
・イエダニ・トコジラミ(南京虫のこと))です。
効果を発揮する虫の種類が1番多いのですが、
注意点があります。
それは、成分が強すぎて、長時間使用に向かない
ということです。
特に気がかりなのは、南京虫をも避ける点です
![](https://asialongstay.com/wp-content/uploads/2019/11/i_082-236x300.png)
私は、タイで南京虫と1週間程格闘したことがあります。
奴らは、バルサンを2度焚いても、死なずピンピンしています。
サンダルで殴っても1撃では死なない、
ゴキブリより厄介なやつなのです。
コイツラが出たら、家をあけ渡す必要があるほどです。
しかし、その宿には、もともと南京虫はいませんでした。
インド帰りの旅人が連れてきて、
宿じゅうに広がったので、
一度いつくとずーといるかというと、そうでもないのです。
1ヶ月後に同じ宿に行くと、いませんでした。
それと、南京虫がいるかいないかはすぐに分かります。
それは、壁に血の跡がないかを宿に泊まる前に確認する
ことです。
南京虫に噛まれると痛痒いし、バルサンも効かないんで、
叩き潰すのみだからです。
このような南京虫を避けるディートは成分がかなり強そうなので、
調べてみると、アメリカ疾病予防管理センター (CDC)に
こんな記述がありました。
-
特に乳幼児に対し使用する場合は手のひら、顔(特に目、口)を避ける。
-
長時間塗ったままにしない。子供で約4時間、大人で約8時間程度を目安とする。
-
さらに長時間の使用が考えられる場合は、
- 濃度の低いものを使用するか、薄く塗る方法をとる。
-
帰宅後など、昆虫に接触する機会から離れた場合は、
- 速やかに石鹸などを使い、洗い落とす。
文面から伝わってくるのは、「成分強いから、本当に気をつけて」と
まるで危険物のような書き方です。
カンボジアのような環境では、問題があります。
四六時中蚊がいます。
ホテルならまだしも、15ドルくらいの宿は密閉性が余りないため、
蚊が入ってくるので、洗い落とせない。
2つ目は、イカリジンです。
日本では、2016年からや~と入ってきて、目新しいものですが、
海外の多くの国では30年以上まえから使われている、
天然成分です。
副作用はなし。使用回数制限がない。
子供でも使えるので、
日本では子供用の虫除けスプレーとして出回っています。
イカリジンの有効成分濃度は、ディートの半分ほどで、
イカリジンが15%の場合、ディート30%と同等の効果ということだと、
暇人は認識しています。
イカリジンの成分が有効で虫除け効果が発揮されるのは、
(蚊・アブ・ブヨ・マダニです。)
ディートでは効果が発揮される、
・ノミ・サシバエ・ツツガムシ・イエダニ・トコジラミ(南京虫のこと))
には効きませんが、
後ほど、対策について書きますのでご安心を。
イカリジンは、使用制限なし・子供でも使える天然成分だが、
ノミ・サシバエ・ツツガムシ・イエダニ・トコジラミ(南京虫のこと))には効かないと覚えておいてください。
3つ目はハーブ系です。
ハーブは種類がありすぎて正直なんとも言えませんので、
体験談だけを書いておきます。
沖縄の宿で働いていた時に、蚊が大量発生して、
蚊の巣の中で住んでいるんじゃないかと思うほどでした。
誰かがつぶやきました。レモングラスが効くんじゃない?
半信半疑で、蚊に刺されながら、
庭中にレモングラスを植えまくると、
あら不思議。蚊は全然いなくなりました。
本題に戻りますが、ハーブはどれが効くのかは、
賭けみたいなものなので、
今回は、あまりおすすめできません。
あと、液体タイプのスプレーにしたほうがいいです。
ガス缶タイプは、空港で捨てられる可能性が高いです。
それと、預入荷物に入れたほうが安全です。
〈2・部屋用虫よけスプレー〉と機内持ち込みについて。
私達が実際に持っていったのは、
おすだけベープ ワンプッシュ式 蚊取り 殺虫剤 スプレー 240回分 無香料
効き目は実際にありました。
完全に密閉されていない部屋だと
2プッシュぐらいは必要と感じましたが、
※体に害があるかもしれませんので、
それぞれで、調節してください。
これにしたもう一つの理由が、
飛行機の機内持ち込みができるか?です。
ライターを含めた可燃物は預け入れが出来ません。(国により異なる)
ベープには、可燃物のLPガスが含まれますが、
タイの空港・カンボジアの空港・マレーシアの空港・
インドネシアの空港では、預け入れ荷物の中に入れていって、
無事に捨てられることもありませんでした。
ここからは、暇人のかってな想像ですが、
ベープ液体なので、可燃物ぽく見えなかったからじゃないでしょうか?
日本語で書いてあるし、引っ張り出してもめんどくさいし。
もう一つのガス缶タイプは持ち込めるのかは不明です。
因みにカンボジアでも部屋用ベープ(7時間用)を見ました。
バリにも10時間ようがあるらしいです。
(バリで実際見たかは、記憶があいまいなので)
![Southeast Asian mosquito measures](https://asialongstay.com/wp-content/uploads/2019/11/プレミアムペルメトリン-衣料虫除け-防虫トリガースプレー-ソーヤープロダクト-Sawyer-1024x680.jpg)
〈3・衣服用虫よけスプレー〉について。
上の写真に出ているのは、ペルメトリン成分が配合された、
衣服用防虫スプレーです。
「ソーヤープロダクト・プレミアムペルメトリン
衣料虫除け防虫トリガースプレー 」
●虫に刺されやすい方
●無臭タイプ/6週間の持続(洗濯をしても)
●山登りやキャンプなどのアウトドアの際に
●蚊やダニの虫除け
●火蟻(ファイアーアンツ)、毒アリ、ゴキブリ対策に
●サシバエ、ツツガムシ、ブヨやノミ除けとしてもご使用可能
●長時間の野外活動の際に
●服・プラスチック・アウトドアギアにダメージを与えません
●ご旅行、出張の際に
実際に今回使用してみました。
登山ウェアー10着程に塗布して
カンボジア・バリに行ったのですが、
暇人は蚊に刺されず、
小瑠璃は普通にウェアーの上から刺されていましたので、
効果ははっきりしませんので、
使いたい方は使ってみてもいいかもしれません。
他にも、虫除け成分が使われている素材で、
インセクトシールドを使ったウェアーや
ファイヤーフォックスで出している、スコーロンシリーズなどが、
登山ウェアなどを扱う店やネットで買えます。
まだ試していないので、効果は今のところ不明です。
![](https://asialongstay.com/wp-content/uploads/2019/11/指差し-768x511.png)
結局のところ何が良いのか?
●登山ウェアー・長袖長ズボンを着用。
●サンダルではなく靴を履く。
●足裏を消毒する。
●カンボジアは、クーラーのある部屋に泊まる。
(私達もすべてのカンボジアの宿は、クーラーのある部屋に泊まりました。)
●バリはファン付きの部屋でも大丈夫だと思います。
(私達もファンお部屋に泊まりました。)
●体用は・イカリジンです。
天使のスキンベープ 虫除けスプレー
あと厄介なのがダニですが、主に寝るときに注意するので、
ベットに日本から持っていったダニ用スプレーを
入念に撒いて対処しました。
南京虫については、部屋を借りる前に、
先に部屋を見せてもらってから、
壁を見て血の跡がないのを確認するだけです。
(もし南京虫が出たら、荷物を入念に掃除してから、速やかに逃げましょう!)
●部屋用は、
おすだけベープ ワンプッシュ式 蚊取り 殺虫剤 スプレー 240回分 無香料
●衣服用は、
「ソーヤープロダクト・
プレミアムペルメトリン 衣料虫除け防虫トリガースプレー 」
を試してみるか、
インセクトシールドorスコーロン製品を試してみるかです。
それでも刺された時のために、
海外旅行保険に入り、病院がどこにあるのかを把握し、
保険会社への連絡や、コレクトコールのかけ方などを
マスターノート書いておくなどの対策が重要です。
![旅の準備やること完全版](https://asialongstay.com/wp-content/uploads/2019/11/ツアーに頼らない、旅の準備やること完全版-768x510.jpg)
マスターノートについては
こちらを参考にどうぞ。
![Southeast Asia rabies vaccination](https://asialongstay.com/wp-content/uploads/2019/11/-e1585097211229.png)
「蚊」以外の予防接種と対策について、
詳しくは、こちらを見てください。
暇人
161,489 views暇人です。 私のモットーは、心に{ヒマ}を持つことです。 心に暇がないと、色々見たり、考えたりするときに 行き詰まります。 今は寸暇を惜しまず考えて、行動し...
プロフィール- インドネシアとバリ島, インドネシアとバリ島お役立ち情報, カンボジア, カンボジアお役立ち情報, 旅のお役立ち情報, 旅の準備, 暇人の書き物
- カンボジア, バリ, 旅のお役立ち情報, 旅の準備, 暇人記事, 注意すること, 蚊
- コメント: 0
この記事へのコメントはありません。